第36回 マイルチャンピオンシップ 血統分析｜G�T特集

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父ディープでノーザンダンサーのインブリードがあるダノンプレミアムに注目！

1）ノーザンダンサー系とディープインパクト産駒の争い

過去10年の種牡馬系統別成績は以下の通りで、勝率ではノーザンダンサー系がリード。好走数ではサンデーサイレンス（ＳＳ）系の圧勝だが、アベレージは並以下だ。ただディープインパクト産駒は３勝・２着２回・３着４回で、過去７年連続で馬券に絡んでいる。マイルＣＳにもっとも強い種牡馬といえる。

○プラス評価……父ノーザンダンサー系／父ディープインパクト
　●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）ノーザンダンサーの血が重要

母父としては毎年馬券に絡んでいるノーザンダンサー系が主軸。勝ち馬10頭中９頭は父か母父がノーザンダンサー系、該当しないトーセンラーはノーザンダンサーの４×５（×５）インブリードを持っていたことを考えると、ノーザンダンサーの血は必須だ。

　◎プラス評価……母父ノーザンダンサー系
　○プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードを持つ
　●マイナス評価…母父ナスルーラ系／母父マイナー系統

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）芯の通った母系であることが望ましい

過去10年の勝ち馬は母・兄姉・近親に活躍馬がズラリ。近５年でいうと、ダノンシャークは近親に凱旋門賞馬モンジュー、モーリスは祖母が女傑メジロモントレー、ミッキーアイルは曾祖母が米Ｇ１を４勝、ペルシアンナイトは近親にゴールドアリュール、ステルヴィオの母系からは皇帝シンボリルドルフが出ている。母系の現役成績・繁殖成績が優秀なほど、期待大だ。

◎プラス評価……母系・近親にＧ１馬がいる

4）純粋なマイラー血統では勝ち負けできない

過去10年の勝ち馬の父８頭のうち、マイルＧ１勝ち馬は３頭。それ以外も、スクリーンヒーローは父が朝日杯勝ち馬グラスワンダー、ハービンジャーの父もマイル重賞の勝ち馬Dansiliなど、潜在的なマイル適性を感じさせる。また各種牡馬は2000ｍ以上の実績・適性も上々だ。

母父も同様で、ノーザンテースト（1400ｍＧ１勝ち＆日本ダービー馬の父）、Sadler's Wells（愛2000ギニー勝利＆英ダービー馬輩出）、エリシオ（凱旋門賞１着＆マイルＧ１で２着）、Caerleon（仏ダービー勝利＆シンコウラブリイの父）、カーネギー（凱旋門賞１着）、Rock of Gibraltar（マイルＧ１を５勝）、ファルブラヴ（マイルと2400ｍでＧ１勝利）など、マイルか2400ｍ、または双方で結果を出している種牡馬が目立つ。

◎プラス評価……父・母父がマイルおよび2000〜2400ｍのＧ１勝ち馬
　〇プラス評価……父・母父の産駒もマイルと2000ｍ以上で活躍

【勝ち馬の父の現役時代実績】

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結論

このレースと相性のいいディープインパクトの産駒からは、まずダノンプレミアム。ノーザンダンサーのインブリードがあり、５代母は英ナッソーＳ勝ち馬。母父Intikhabはマイル重賞勝ち馬で、あのスノーフェアリーの父でもある。ダノンキングリーも母父はノーザンダンサー系Storm Cat（マイルＧ１で２着＆Giant's Causewayの父）、祖母はＧ１ウィナーだ。

昨年大敗したモズアスコットも見限れない。父Frankelはノーザンダンサー系でマイルと2000ｍのＧ１勝ち馬、産駒ソウルスターリングはオークス勝ち馬。母父はノーザンダンサー系Hennessy（1400ｍＧ１勝ち）、母Indiaは重賞ウィナーだ。

【ダノンプレミアムの血統表】

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