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G1特集 第36回 マイルチャンピオンシップG1特集 第36回 マイルチャンピオンシップ

有力馬情報

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ダノンプレミアム スローペースで展開有利か

前走天皇賞(秋)はスローペースをスムーズに先行。最後の直線では熱がこもった競り合いの末、際どく2着に上がった。勝ち馬のアーモンドアイには完敗だったが、地力の高さを改めて証明した。安田記念の大敗はアクシデントであり、マイル路線に行っても主役となれる存在だ。4月のマイラーズCでは1分32秒6の時計で勝利。この時の前後半800mのレースラップは、48秒5-44秒1で後半の方が4秒4も速かった。さすがに遅すぎるペースだが、今回も逃げ馬が不在でペースが上がりそうにない。そうなると、前へ行ける本馬には有利となりそうだ。

ダノンキングリー ケタ違いの瞬発力でG1奪取へ

ダノンキングリー
毎日王冠を制したダノンキングリー

距離が長い菊花賞は見向きもせず、今秋は毎日王冠から始動。インディチャンプらG1馬を差し置いて1番人気に支持されると、期待に応えて勝利を飾った。スタートで出遅れてしまい、スローペースの流れを最後方から追走する展開となったが、最後の直線だけで差し切って見せた。ケタ違いの瞬発力は大きな武器で、G1を勝てる力は持っている。ただ、東京芝コースの適性が極めて高いというのも事実。今回の京都は初めてだ。少し馬場は荒れてきているが、まだインコースが伸びる印象。枠順と、スタートがしっかりと決まるかがカギだ。

インディチャンプ マイル戦の適性と実力はトップクラス

インディチャンプ
安田記念を勝利したインディチャンプ

今年2月の東京新聞杯で重賞初制覇を飾ると、6月の安田記念も制してG1ウイナーの仲間入りを果たした。安田記念ではアーモンドアイやダノンプレミアムに大きな不利があり、ツキを味方にした感じだが、これも競馬。マイル戦における適性・実力はトップクラスであることは間違いない。惜敗に終わった今年のマイラーズCや毎日王冠は展開が向かなかった。ある程度速い流れになってほしいし、最後の直線には上り坂がある方が勝ちやすそうなタイプだ。そういう意味では、今回は若干心配だ。主戦の福永祐一騎手が乗れない点も気になるところ。

ダイアトニック 京都芝は5戦全勝

前走スワンSでは1番人気に支持されると、最後の直線は大外から凄い末脚を繰り出して豪快に差し切った。2度目の重賞挑戦で見事に勝利を飾った。これで京都芝は5戦全勝。しかし、通算成績では芝1400mが【5.1.0.0】に対して、芝1600mは【1.1.1.2】。京都の適性は抜群だが、芝1400mで強すぎる点が気になるところだ。たかが1ハロンの違いとはいえ、この差は案外大きいと考えたい。前走で2着に下したモズアスコットはG1馬だが、天皇賞(秋)や毎日王冠の方が明らかにメンバーが強い。前走以上のパフォーマンスが要求されるだろう。

レイエンダ 嵌まれば怖い良血馬

前走富士Sではあまりダッシュがつかず、後方からの追走。ペースは遅かったが、勝ったノームコアを見ながら進むことができた。2着とはいえ、今年ヴィクトリアマイルを制した勝ち馬と0.1秒差。同馬がマイルCSに出走していれば、間違いなく上位人気になっただけに本馬も注目していいだろう。本質的には芝1800〜2000mがベスト。気性的にも難しく、ポカも多いタイプだが、レイデオロの全弟という良血馬でポテンシャルは高い。強い相手のG1でも、嵌まれば怖いところがある。