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前走の4日後には早くも坂路入りを再開して入念に乗り込まれており、調整過程は極めて順調だ。今週はルメール騎手を背に坂路で格下馬を追いかけてスタート。道中は徐々に差を詰め、楽な手応えのままラスト100m過ぎに並ぶ間もなく交わしてきっちり先着した。内を回ってのものだけに全体時計が速いのは当然だが、ラスト400m12.1−12.0秒は優秀で、前走からの上積みは大きい。
前走後は放牧を挟んで11月1日に美浦へ帰厩。4日には坂路で800m54秒台を出しているように緩ませた感じはなく、調整過程は順調と見ていい。ここ2週は菊沢師を背に単走で、先週はWコースでほぼ馬なりのまま軽快な動きを披露。今週は坂路で800m50.9秒という好時計をほぼ馬なりでマークした。折り合い、京都遠征、右回りと課題はあるが、体調面に関しては全く問題ない。
東京から自厩舎に戻ってからもしっかり乗り込まれており、調整過程は順調だ。今週はM.デムーロ騎手を背にWコースで2頭を追走してスタート。4角で内から2頭に並びかけ、強めに追われて外の条件馬には先着したが、中のジャンダルムには遅れてしまった。ただ追走していた分に加え、ラスト200mは11秒台でしっかり動けており、状態面は勝った昨年と同程度と見ていい。
天皇賞から中2週という厳しい臨戦過程だが、今回もプールと坂路を併用してきちんと調整されており、疲労残りの心配もなく順調と見ていい。今週は川田騎手を背に坂路で格下馬と併せ馬。中間地点から軽く追われて併走馬を交わすと、ラスト150mはほぼ馬なりでゴールした。ラスト400m12.1−12.4秒は最後に緩めた点を考慮すると優秀で、前走時の好状態を維持できている。
前走後は放牧を挟んで11月2日に美浦へ帰厩。中間しっかりとした追い切りは3本のみだが、元々本数は必要としないタイプで全く問題ない。ここ2週はWコース3頭併せで、先週は内に入って追い出されると2頭を一気に突き放す鋭い末脚を披露。今週はビュイック騎手を背に真ん中に入り、終い追われて力強く伸びて最先着した。輸送前だが、現時点では好状態と見て間違いない。
エアスピネルは6日に熱発して1週前追い切りが出来ず、11日の日曜にWコースで併せ馬を消化。今週は坂路の併せ馬で800m51.2秒と速い時計は出たが、まだ完調手前という印象。ロジクライは2週続けてC.デムーロ騎手を背に坂路で追われ、先週は併せ馬で大差先着して好時計をマーク。今週は楽な手応えでラスト200m12.0秒と鋭い末脚を見せており、仕上がりは万全。ケイアイノーテックは2週続けて坂路で藤岡佑騎手を背に併せ馬で、先週はびっしり追われるもやや緩慢な動きだったが、今週は素軽い動きを見せており、実力をきっちり出し切れる状態だ。