第35回 マイルチャンピオンシップ 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
マイルチャンピオンシップを丸裸にしてみよう！

昨年は４番人気の３歳馬ペルシアンナイトが勝利。２着に２番人気エアスピネルが入り、３着に７番人気サングレーザーが入った。

１）波乱の決着もある一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【1.3.2.4】。2009年カンパニーの１勝のみで、連対率40％・複勝率60％。２番人気馬は【1.3.1.5】で13年トーセンラーが勝利し、連対率40％・複勝率50％。以下、４番人気馬が昨年のペルシアンナイトら最多の４勝、３・５・８・13番人気馬が１勝ずつ。13番人気馬は10年エーシンフォワードが勝利。２・３着馬も下位人気まで幅広く分布している。

馬連での万馬券は10年・11年の２回だが、３連単で10万円以上の配当となったのは４回。近３年は比較的堅めにおさまっているものの、波乱の決着もある一戦だ。

２）４・５歳馬が中心

年齢別成績は、出走数が最も多い５歳馬が【4.4.4.47】。一昨年のミッキーアイルら最多の４勝をあげ、連対率13.6％・複勝率20.3％。勝率・連対率・複勝率いずれもトップなのが４歳馬で【3.5.3.22】。15年モーリスら３勝で、連対率24.2％・複勝率33.3％と優秀だ。これら４・５歳馬で３着以内馬30頭中23頭を占めており、中心だ。

また、６歳馬は【1.1.1.32】で14年ダノンシャークの１勝のみで、連対率5.7％・複勝率8.6％と４歳馬・５歳馬に水を開けられている。３歳馬は【1.0.2.30】で昨年ペルシアンナイトが勝利したものの、連対率3.0％と低い。また、７歳以上の馬も【1.0.0.18】で、09年優勝のカンパニー（当時８歳）しか好走していない。

３）富士Ｓ組は前走１着馬に注目

前走レース別成績で、出走数が特に多いのが前哨戦の富士Ｓ組とスワンＳ組。

富士Ｓ組は【3.4.1.44】で昨年のペルシアンナイトら３勝をあげ、連対率13.5％・複勝率15.4％。この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【1.2.1.3】。11年エイシンアポロンが勝利し、連対率42.9％。複勝率57.1％と優秀だ。なお、前走５着以下から勝利した14年ダノンシャーク、昨年のペルシアンナイトの２頭はともにその年のＧ１で４着以内に入っていた。

スワンＳ組は【1.4.2.33】で10年エーシンフォワードが勝利し、連対率12.5％・複勝率17.5％。この組の前走着順別成績は、前走１〜３着だった馬がのべ【0.4.1.11】。勝ち馬こそいないが、この組の３着以内馬７頭中５頭は前走スワンＳで３着以内に入っていた。例外は08年３着ファイングレイン（前走５着）、10年１着エーシンフォワード（前走８着）。これら２頭はその年の高松宮記念でともに３着以内に好走していた。

４）その他の組はＧ１好走実績をチェック

その他の前走レースでは、天皇賞・秋組が【2.0.1.13】。12年サダムパテックら２勝をあげ、複勝率18.8％。この組の３着以内馬３頭はすべて過去にＧ１連対経験があった。

京都大賞典組は13年トーセンラー、府中牝馬Ｓ組は08年ブルーメンブラット、安田記念組は15年モーリスがそれぞれ勝利。これら３頭も過去にＧ１で勝利もしくは３着以内に入った経験があった。

また、スプリンターズＳ組は【1.1.0.7】で一昨年のミッキーアイルが勝利。この組の連対馬２頭はともに過去にマイルＧ１で連対した経験があった。

【マイルチャンピオンシップ過去10年】

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