第80回 菊花賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
菊花賞を丸裸にしてみよう！

昨年は７番人気だったフィエールマンがハナ差でＧ１初制覇。２着には２番人気エタリオウ、３着には10番人気ユーキャンスマイルが入った。

１）近３年は９番人気以下の伏兵が激走

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.1.1.3】。一昨年のキセキら最多の５勝をあげており、連対率60％・複勝率70％でトップだ。２番人気馬は【0.3.0.7】で勝ち星がなく、連対率・複勝率30％。以下、７番人気馬が昨年のフィエールマンら２勝、３・５・８番人気馬が１勝ずつ。８番人気馬の勝利は09年スリーロールス。２・３着馬は下位人気まで幅広く分布している。

馬連での万馬券は一昨年の１回のみ。ただし、近３年は９番人気以下の伏兵が１頭は激走。３連単で10万円以上の配当は近２年を含む４回と波乱となるケースが多い。

２）神戸新聞杯組の勝ち馬は前走３着以内

前走レース別成績は、出走数最多の神戸新聞杯組が【7.6.4.49】。一昨年のキセキら過半数の７勝をあげており、連対率19.7％・複勝率25.8％。昨年は２着エタリオウが該当し、毎年１頭は３着以内に入っている（９年連続連対）。

この組の前走着順別成績は、１着だった馬が【4.1.1.2】。16年サトノダイヤモンドら４勝をあげており、連対率62.5％・複勝率75.0％。前走２着馬は【1.4.0.4】で一昨年のキセキが勝利し、連対率・複勝率55.6％。また、前走３着馬は【2.1.1.5】で14年トーホウジャッカルら２勝をあげ、連対率33.3％・複勝率44.4％。この組の勝ち馬７頭はすべて前走３着以内に入っていた。

なお、前走４〜５着は【0.0.2.11】で連対馬が出ておらず、前走６着以下【0.0.0.27】と苦戦傾向にある。

３）セントライト記念組は前走人気以上に好走した３着以内馬

神戸新聞杯組以外では、同じく前哨戦のセントライト記念組が【1.3.1.46】。15年キタサンブラックが勝利しているが、連対率7.8％・複勝率9.8％と神戸新聞杯組に差をつけられている。この組の３着以内馬５頭中４頭は前走で人気以上に好走して３着以内に入っていた。唯一の例外は昨年２着のクリンチャー（前走９着）のみ。

他では【1.0.5.35】の前走1000万下（現２勝クラス）組に注目。この組の３着以内馬６頭のうち、昨年のユーキャンスマイルら３着馬５頭は前走芝2200ｍ以上のレースを勝利。これら芝2200ｍ以上の1000万下を勝利した馬は【0.0.5.11】で、複勝率31.3％。また、09年１着スリーロールスは前走芝1800ｍ戦だったが、２着以下に４馬身差をつける圧勝だった。

４）内目の１〜２枠で過半数の６勝

出走馬の所属別成績は、関東馬が【1.0.1.45】で昨年のフィエールマンの１勝。他に好走したのは14年３着ゴールドアクターのみで、複勝率4.3％と苦戦傾向にある。一方、関西馬は【9.10.9.105】で複勝率21.1％と３着以内馬の大半を占める。

枠番別成績は、２枠に入った馬が【3.3.0.14】。16年サトノダイヤモンドら３勝をあげ、連対率・複勝率30.0％でトップ。１枠の馬も【3.0.1.16】で14年トーホウジャッカルら３勝。これら内目の１〜２枠で過半数の６勝をあげている。

【菊花賞過去10年】

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