第80回 菊花賞 血統分析｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> 菊花賞　> 2019　> 血統分析

父ＳＳ系×母父その他の系統のワールドプレミアが一番手！

1）ＳＳ系とナスルーラ系が一応は優位

馬券圏内に入る回数はサンデーサイレンス（ＳＳ）系が最多。勝率は平凡だが連対率はやや優位で、６番人気以下で連対したのはＳＳ系とナスルーラ系だけ。この両者が一応はプラス評価と考えたい。

○プラス評価……サンデーサイレンス系／ナスルーラ系
　●マイナス評価…ノーザンダンサー系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

【過去10年の連対馬の父と母父】

この表は右にスクロールできます。

2）国際Ｇ１級2400ｍとの相性の良さを重視せよ

過去10年の勝ち馬の父には、格の高い2400ｍＧ１で活躍した馬が多い。２着馬の父にもキングカメハメハ、ハーツクライ、ネオユニヴァース、ディープスカイと同タイプが揃う。日本ダービーやジャパンＣで勝った馬の産駒にはプラス評価を与えていいだろう。

◎プラス評価……父が2400ｍＧ１の好走実績を持つ

【勝ち馬（過去10年）の父　重賞実績】

この表は右にスクロールできます。

3）母の父は混戦模様

母父の系統別成績は混戦。種牡馬のタイプも短距離馬サクラバクシンオーから長距離馬メジロマックイーンまで幅広い。ただ父が非ＳＳ系×母父ＳＳ系という配合が３勝をあげ、わずかに強調材料となりそうだ。

○プラス評価……父が非ＳＳ系種牡馬×母父がＳＳ系という配合

【母父の系統別成績（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

4）ＳＳ、ノーザンダンサー、ナスルーラの重要性

過去10年の連対馬20頭のうち、母父ノーザンダンサー系が８頭、母母父ノーザンダンサー系が８頭（重複アリ）。該当しない５頭のうち４頭は母母父がナスルーラ系だ。また勝ち馬は父または母父がＳＳ系で、10頭中８頭にノーザンダンサーのインブリードがある。これらの各条件を満たせばプラスだ。

◎プラス評価……父または母父がＳＳ系
　◎プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードがある
　○プラス評価……母父または母母父がノーザンダンサー系
　○プラス評価……母母父がナスルーラ系

結論

ＳＳ系種牡馬の産駒では、サトノルークスが父ディープインパクト×母父Sadler's Wells、タガノディアマンテが父オルフェーヴル×母父キングカメハメハ×母母父ナスルーラ系のトニービン、ワールドプレミアは父ディープインパクト×母母父ノーザンダンサー系で、いずれもノーザンダンサーのインブリードあり。この中では勝率のいい「母父その他」のワールドプレミアが一番手か。

非ＳＳ系種牡馬の産駒ではディバインフォース。父が英ダービーと凱旋門賞を制したワークフォース、母父ゼンノロブロイ、母母父がノーザンダンサー系Alzaoでノーザンダンサーのインブリードあり。出られれば格下だからといって侮れない。

ヴェロックスはノーザンダンサーのインブリードなし、ニシノデイジーは父がノーザンダンサー系ハービンジャーで割り引きたい。

【ワールドプレミアの血統表】

この表は右にスクロールできます。