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G1特集 第80回 菊花賞G1特集 第80回 菊花賞

調教情報

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ヴェロックス

今回と同じ中3週だった皐月賞時よりは輸送が短い分、中間の負荷はやや強めで、順調な調整過程といえる。ここ2週は助手を背にWコースで追われ、先週は長めからの併せ馬を消化。今週は単走で終い重点だったが、馬場の大外を回って最後もほとんど追われることなくラスト200m11秒台半ばの鋭い末脚を披露した。休み明けの前走時より、確実に上積みが見込める状態だ。

ワールドプレミア

前走から中3週で先々週から今週にかけて5本の追い切りをこなしており、調整過程は極めて順調だ。先週は武騎手を背にWコース単走で追われ、ややズブさを見せつつも脚どりはしっかり。今週は助手を背に坂路単走で、800m54.4秒、ラスト200m12.7秒と時計こそ目立たなかったが、重い馬場をものともせず力強く登坂した。前走時の状態を維持できている。

ニシノデイジー

前走の4日後には坂路入りを再開して入きちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。ここ2週はWコース併せ馬で、先週は2頭の内に入れて直線から1角手前までびっしり追われて併入。今週はルメール騎手を背にオープン馬を追いかけて4角で内から並びかけ、強めに追われる相手を尻目に楽な手応えのまま突き放した。時計的にも上々で、仕上がりは万全だ。

ヒシゲッコウ

前走後は函館での調整を挟み、8月下旬に美浦へ帰厩。追い切りは9月半ばから順調にこなしており、調教量に不足はない。ここ2週は助手を背にWコースで追われ、先週は3頭併せの真ん中に入り、オープン馬2頭にアッサリ遅れる地味な動き。今週は先行した僚馬に追いつけず単走の形になったが、時計的にはまずまず動けていた。遠征前の現時点では、体調面に不安はない。

ホウオウサーベル

前走後は放牧を挟んで、9月中旬に美浦へ帰厩。中間の追い切りはすべてWコースで、軽めのものを含めると8本としっかり本数をこなしており、調教量は十分だ。ここ2週は蛯名騎手を背に格下馬と併せ、先週はしっかり追われて先着。今週は強めに追われる相手を横目に、終始楽な手応えのまま併入した。馬体はきっちり仕上がっており、初の右回りと関西遠征が課題になる。

レッドジェニアル

前走後は自厩舎でしっかり疲れを取った後、10月に入ってから徐々に調教を強化。強めの追い切りが少ない点はもの足りないが、まずまず順調と見ていいだろう。ここ2週は助手を背に僚馬と併せ、先週は坂路で終い追われてきっちり先着。今週はWコースで800m55秒台とかなり軽めの内容だったが、素軽い動きを見せた。もうひと絞りが理想だが、体調面はほぼ万全だ。

ザダル

前走後は放牧を挟んで、10月2日に美浦へ帰厩。6日から今週にかけて週2本ずつ、合計4本の追い切りをこなしており、調教量に問題はない。ここ2週はWコースで同じ馬と併せ、先週は終い軽く気合をつけられて併入。今週は4角からやや強めに追われ、終始半馬身から1馬身のリードを保ったままゴールした。馬体を絞っており、京都への輸送で極端な馬体減りがなければ力は出せる。

サトノルークス

前走後は自厩舎に戻ってしっかり疲れを取った後、9月下旬から徐々に調教を強化。先々週から今週にかけて3週続けてWコースで併せ馬をこなしており、調教量に不足はない。今週は福永騎手を背にWコースでオープン馬を追走してスタート。4角で内から並びかけ、ラスト200mは軽く追われて併入した。調教駆けしないタイプだけに動きが地味なのは問題なく、力は十分出せる仕上がりだ。

その他の出走馬

ユニコーンライオンは先週、今週と2週続けて岩田康騎手を背にWコースで意欲的な併せ馬を消化し、動きも確実に良化傾向で現時点での実力は出し切れる状態。タガノディアマンテは先週田辺騎手、今週は助手を背に2週続けて長めからの併せ馬を消化し、動きもまずまずで前走からの上積みは見込めそう。カリボールは前走から中1週と厳しい臨戦過程だが、Wコースで強めの併せ馬をこなしており、動きも悪くなく現状の力は出し切れる仕上がりだ。