第79回 菊花賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
菊花賞を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気キセキが勝利。２着に10番人気クリンチャー、３着に13番人気ポポカテペトルと伏兵が激走した。

１）１番人気馬が過半数の６勝

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【6.1.1.2】。昨年のキセキら過半数の６勝をあげており、連対率70％・複勝率80％と高い。一方、２番人気馬は【0.2.0.8】で勝ち星がなく、連対率・複勝率20％と低い。以下、３・５・７・８番人気馬が１勝ずつ。８番人気馬の勝利は09年スリーロールス。なお、10番人気以下の激走は昨年の２・３着馬を含めて、２・３着２回ずつとなっている。

馬連での万馬券は08年と昨年の２回。近２年は１番人気馬が勝利し、２・３着に６番人気以下の伏兵が激走している。１番人気からのヒモ荒れが目立つ一戦だ。

２）神戸新聞杯組の勝ち馬は前走３着以内

前走レース別成績は、出走数最多の神戸新聞杯組が【8.6.5.51】。昨年のキセキら大半の８勝をあげており、連対率20.0％・複勝率27.1％。昨年は１着キセキが該当し、毎年１頭は３着以内に入っている。

この組の前走着順別成績は、前走１着だった馬が【4.1.1.2】。一昨年のサトノダイヤモンドら４勝をあげており、連対率62.5％・複勝率75.0％。前走２着馬は【1.3.0.4】で昨年のキセキが勝利し、連対率・複勝率50％。また、前走３着馬は【3.1.1.4】で14年トーホウジャッカルら３勝をあげており、複勝率55.6％は前走１着馬に次いで高い。この組の勝ち馬８頭はすべて前走神戸新聞杯で３着以内に入っていた。

なお、前走４着以下だった馬は【0.1.3.41】。３着以内に巻き返した４頭は過去にＧ２以上で連対しているか、２走前に1000万下を勝利していた。

３）セントライト記念組は前走人気以上に好走した３着以内馬

神戸新聞杯組以外では、同じく前哨戦のセントライト記念組が【1.3.1.45】。15年キタサンブラックが勝利しているが、連対率8.0％・複勝率10.0％と神戸新聞杯組に水を開けられている。この組の３着以内馬５頭中４頭は前走で人気以上に好走した３着以内馬だった。唯一の例外は昨年２着のクリンチャー（前走９着）のみ。

他では【1.0.4.36】の前走1000万下組に注目。この組の３着以内馬５頭のうち、昨年ポポカテペトルら３着馬４頭は前走芝2200ｍ以上のレースを勝利。これら芝2200ｍ以上の1000万下を勝利した馬は【0.0.4.11】で、複勝率26.7％。また、09年１着スリーロールスは前走芝1800ｍ戦だったが、２着以下に４馬身差をつける圧勝だった。

４）美浦所属騎手が騎乗する関西馬に注目

出走馬の所属別成績は、関東馬が【0.0.1.44】で勝ち星なし。３着以内馬は14年３着ゴールドアクターのみで、複勝率2.2％と苦戦傾向にある。

一方、関西馬は【10.10.9.106】で複勝率21.5％と好走馬の大半を占める。これら関西馬に騎乗した騎手を所属別で分類すると、栗東所属騎手は【7.7.8.90】で連対率12.5％・複勝率19.6％。一方、美浦所属騎手は【3.2.1.12】。15年キタサンブラック（北村宏司騎手騎乗）ら３勝で、連対率27.8％・複勝率33.3％と優秀だ。

【菊花賞過去10年】

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