第79回 菊花賞 血統分析｜G�T特集

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ノーザンダンサーのインブリード持つユーキャンスマイルが惑星！

1）ＳＳ系と非ＳＳ系が互角の戦い

出走数も馬券圏内に入る回数もサンデーサイレンス（ＳＳ）系が最多だが、率は平凡。ＳＳ系以外の総計も勝率6.0％、連対率9.0％、複勝率14.9％と似たり寄ったりだ。ただ、６番人気以下で連対したのはＳＳ系とナスルーラ系だけ。この両者を一応は優位と考えたい。

○プラス評価……父サンデーサイレンス系／ナスルーラ系
　●マイナス評価…父ノーザンダンサー系

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）国際Ｇ１級2400ｍとの相性の良さを重視せよ

過去10年の勝ち馬の父には、格の高い2400ｍＧ１で活躍した馬が多い。２着馬の父にもキングカメハメハ、ハーツクライ、ネオユニヴァース、ディープスカイと同タイプが揃う。日本ダービーやジャパンＣで勝った馬の産駒にはプラス評価を与えていいだろう。

◎プラス評価……父が2400ｍＧ１で連対している

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3）母の父は混戦模様

母父の系統別成績を見ると、幅広い系統から勝ち馬が出ていてアベレージ的にも混戦。ただ「父が非ＳＳ系種牡馬×母父がＳＳ系」というタイプが３勝をあげていて、この配合はわずかに強調材料となりそうだ。

○プラス評価……父が非ＳＳ系種牡馬×母父がＳＳ系という配合

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4)ノーザンダンサーの重要性

過去10年の連対馬20頭のうち、母父ノーザンダンサー系が７頭、母母父ノーザンダンサー系が９頭（重複アリ）。該当しない６頭は「父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系」２頭、「父ＳＳ系×母父その他のヘイルトゥリーズン系」２頭、「父ＳＳ系×母父ナスルーラ系」２頭。この６頭のうち４頭は母母父がナスルーラ系で、６頭とも４〜５代前にノーザンダンサーの血を持っている。

また勝ち馬10頭中８頭にノーザンダンサーのインブリードがある。勝ち負けするためにはノーザンダンサーの血が必須であるようだ。

◎プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードがある
　○プラス評価……５代前までにノーザンダンサーの血を持つ
　○プラス評価……父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系／父ＳＳ系×母父その他のヘイルトゥリーズン系かナスルーラ系／母母父ナスルーラ系

結論

オルフェーヴル産駒エポカドーロ、ハーツクライ産駒のグレイルとタイムフライヤー、ステイゴールド産駒のアフリカンゴールドとシャルドネゴールド、ディープインパクト産駒のフィエールマンといった父ＳＳ系の各馬は、ノーザンダンサーのインブリードもあって争覇圏内。ジャパンＣ勝ち馬スクリーンヒーローの子ジェネラーレウーノ、父ナスルーラ系オウケンブルースリ（ジャパンＣ２着）のオウケンムーンも好走して不思議ではない。

ユーキャンスマイルは父キングカメハメハ×母父ダンスインザダークで、もちろんノーザンダンサーのインブリードあり。最大の惑星かも知れない。

【ユーキャンスマイルの血統表】

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