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G1特集 第72回 阪神ジュベナイルフィリーズG1特集 第72回 阪神ジュベナイルフィリーズ

有力馬情報

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ソダシ G1制覇を目指す白毛馬

ソダシ
アルテミスSを快勝したソダシ

前走アルテミスSは好スタートを切り2番手で追走。中盤でペースが緩み残り600mから一気にペースアップする展開のなか、手ごたえよく最後の直線へ。残り300mあたりで早くも先頭に立つと、その後は後続の追撃を振り切り優勝した。2走前の札幌2歳Sとは全く違うレースの流れになったが、大トビで白毛の馬体が東京の長い直線でも躍動。道中でしっかりと脚を溜め、上がり3ハロン33秒9の末脚を繰り出した。このレースができれば外回りの阪神芝1600mも難なく対応できそうだ。デビューから無傷の4連勝でG1制覇を目指す。

メイケイエール 父譲りのスピードが武器

メイケイエール
ファンタジーSを勝利したメイケイエール

新種牡馬のミッキーアイル産駒。父譲りのスピードを武器に、デビューから3連勝を飾っている。前走は阪神芝1400mで行われたファンタジーSを1分20秒1の2歳レコードで優勝。スタートから4コーナーまでは外めで掛かり気味に走っていたが、最後の直線は力強く坂を駆け上がって抜け出した。並みの馬であれば失速してもおかしくない雰囲気だっただけに、着差以上の強さを印象付けた。今回は距離が1ハロン延びて、おそらくペースも落ち着く。道中は前に壁を作るなどして脚を溜めないと、最後は末脚が鈍ってしまいそうだ。

サトノレイナス 末脚勝負で上位争いに

サトノレイナス
サフラン賞を豪快に差し切ったサトノレイナス

前走サフラン賞はスタートが遅くて後方からの追走になったが、慌てずに進んで最後の直線にかけた。すると上がり3ハロン34秒0の末脚で大外から豪快に差し切ってみせた。同日のスプリンターズSを見ればわかるように、馬場の外側はコンディションが良かったが、素晴らしい決め手だった。全兄には今年の弥生賞を勝ち、菊花賞で3着に入ったサトノフラッグがいる。ここまでマイル戦を使われて2戦2勝ながら、本馬も本質的には中距離向きかもしれない。ただ、外回りの阪神芝1600mであれば力は出せそう。末脚勝負に持ち込んで上位を狙いたい。

 
インフィナイト 不良馬場のサウジアラビアロイヤルCで2着

新種牡馬のモーリス産駒で半兄に2017年東京新聞杯を勝ったブラックスピネル(父タニノギムレット)らがいる。8月の新馬戦は不良馬場のなか、新潟芝1600mを勝利。前走サウジアラビアロイヤルCは1番人気に支持され、道中4番手追走から抜け出すも、外からステラヴェローチェに差されて2着に敗れた。自身の走破時計の1分40秒1が示す通り、かなり水分を含んだ不良馬場で非常にタフな競馬になった。そんな展開にもバテなかったのは立派。心身がしっかりしている証拠だ。(良馬場の)時計が速いレースへの適性は未知数だが、軽視はしない方がいいだろう。

エイシンヒテン 白菊賞を好内容で逃げ切る

新種牡馬エイシンヒカリの産駒で、今回6戦目とキャリアは豊富だ。2走前の小倉芝1200mで未勝利戦を勝ち、前走は阪神芝1600mで行われた白菊賞を勝った。レースは1枠からポンと出てハナに立ちマイペースに持ち込むと、残り600mからペースアップ。後半3ハロンは上がり33秒9の脚でまとめきり、鮮やかに逃げ切った。勝ち時計の1分34秒4(良)もまずまずで、展開に恵まれた内容ではなかった。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズはレシステンシアが当時の2歳レコードで逃げ切っている。レースの主導権を握りそうな馬はノーマークにできない。