第72回 阪神ジュベナイルフィリーズ 血統分析｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> 阪神ジュベナイルフィリーズ　> 2020　> 血統分析

父ディープインパクト×母アルゼンチンＧ１馬の
サトノレイナスを本命視！

1）人気サイドのＳＳ系とミスタープロスペクター系が中心

サンデーサイレンス（ＳＳ）系種牡馬の産駒が10年連続で馬券に絡み、１・２・３着独占も３回ある。出走数が多いせいもあるが、率的にも平均以上で、まずは中心だ。

◎プラス評価……父ＳＳ系
　●マイナス評価…父がＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

【過去10年の連対馬の父と母父】

この表は右にスクロールできます。

2）大切なのは2000〜2400ｍ向きの血

勝ち馬の父には皐月賞をはじめ2000ｍのＧ１勝ち鞍を持つ馬がズラリ。2400ｍへの適性を示す種牡馬も多い。勝ち馬の母父（Caerleon、Singspiel、オペラハウス、Flower Alley）や母（レーヴドスカー、スタセリタ、ライフフォーセール、マラコスタムブラダ）にも2000ｍ〜2400ｍのＧ１勝ち馬が目立つ。

◎プラス評価……父、母、母父が2000ｍ〜2400ｍＧ１の勝ち馬

【勝ち馬の父の2000ｍ・2400ｍ戦成績】

この表は右にスクロールできます。

3）母父はノーザンダンサー系がベスト

母父の系統別成績はノーザンダンサー系が一歩リード。ノーザンダンサー系があげた５勝のうち１番人気は１頭、残りは４〜５番人気なので、多少評価が低くても怖い系統だ。また勝ち馬のうち６頭は５代前までにノーザンダンサーのインブリードを持っていた。

ほかに勝ち馬の共通項としては、母７頭が海外生まれ、母父は10年連続で外国馬（うち９年は海外種牡馬）、母の母の父はナスルーラ系４頭、その他の系統３頭、ノーザンダンサー系が２頭。ノーザンファーム生産馬が７勝と勝ちまくっているのもポイントだ。

◎プラス評価……母父ノーザンダンサー系／母父が海外種牡馬
　◎プラス評価……ノーザンファーム生産馬
　〇プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり／母が海外生まれ
　〇プラス評価……母母父がナスルーラ系／その他の系統／ノーザンダンサー系
　●マイナス評価…母父がヘイルトゥリーズン系〜ＳＳ系

　

【母父の系統別成績（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

4）母系の優秀性も重要

レーヴドスカー、ビワハイジ、スタセリタ、ライフフォーセール、マラコスタムブラダといったＧ１馬をはじめ、勝ち馬の母は現役成績や繁殖成績が優秀。２着馬の母にも重賞勝ち馬が多い。母がＧ１勝ち馬または２勝以上をあげていると強調材料となりそうだ。

○プラス評価……母がＧ１勝ち馬または２勝以上

結論

まずは父ＳＳ系でノーザンファーム生産の各馬から。サトノレイナスは父ディープインパクト×母アルゼンチンＧ１馬×母父はダノンファンタジーと同じナスルーラ系Not for Saleで、母母父はその他の系統。これが本命だ。続いてサルビアは父がダイワメジャー、母が独1000ギニー（Ｇ２）勝ち馬、母父がバーデン大賞勝ち馬でノーザンダンサー系、母母父もノーザンダンサー系でノーザンダンサーのインブリードも持っていて対抗か。

これら２頭に比べてメイケイエールは、父ミッキーアイルに2000ｍ実績なし、母シロインジャーは未勝利など各点で後れを取る。

父クロフネ×母父キングカメハメハのソダシ、父スクワートルスクワート×母父Danehill Dancerのヨカヨカも、本命・対抗の２頭を上回るほどではなさそうだ。

【サトノレイナスの血統表】

この表は右にスクロールできます。