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G1特集 第71回 阪神ジュベナイルフィリーズG1特集 第71回 阪神ジュベナイルフィリーズ

有力馬情報

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リアアメリア 今年も中内田充正厩舎

リアアメリア
アルテミスSを差し切ったリアアメリア

ダノンプレミアム、ダノンファンタジーに続けと、今年も中内田充正厩舎は2歳チャンピオン候補を送り込んできた。本馬もディープインパクト産駒らしい強烈な瞬発力を武器にしており、ここまで2戦2勝の成績。阪神芝1600mのデビュー戦を8馬身差で圧勝すると、前走アルテミスSで重賞初制覇。スローペースで前が残る展開だったが、上がり3ハロン33秒0の末脚で差し切った。スタートが甘く、道中は行きたがる面を見せるなどまだ課題は残るが、持っているエンジンが違いすぎる。無傷の3連勝でG1初制覇を狙う。

ウーマンズハート 追って味があるハーツクライ産駒

ウーマンズハート
新潟2歳Sを制したウーマンズハート

夏の新潟でデビューし、新潟2歳Sを含めて2戦2勝の成績を収めた。前走はスローペースの流れを中団馬群の中から進み、最後の直線は残り200mからペールエールとの競り合いとなり、ゴール手前でグイと半馬身出て勝利した。ハーツクライ産駒にはジャスタウェイやリスグラシュー、シュヴァルグランなど性別を問わず活躍馬は多数いる。やや晩成タイプのイメージがあり、本馬も本格化はまだ先かもしれない。それでも追って味がある末脚は、現時点でも魅力。阪神芝1600mであれば、G1でも力を存分に出すことができそうだ。

レシステンシア スピードの持続力を武器に

レシステンシア
ファンタジーSを優勝したレシステンシア

前走ファンタジーSは混戦模様の中、6番人気で出走。レースはエレナアヴァンティが淀みないペースで引っ張り、同馬を見ながら2番手で追走した。最後の直線は残り250mあたりで早めに抜け出し、その後は後続の追撃を1馬身振り切った。勝ち時計も速く、完勝と言っていい内容だった。ダイワメジャー産駒らしいスピードの持続力と先行力が持ち味で、マイルまでは守備範囲のはず。瞬発力勝負は分が悪そうなので、平均ペースになるのが望ましいだろう。瞬発力が秀でているライバルをどう抑え込むかが、重要なポイントになる。

クラヴァシュドール サウジアラビアロイヤルCはハイレベル

同厩舎のリアアメリアとの比較は興味深いポイントだ。前走サウジアラビアロイヤルCの内容からは、本馬もリアアメリアと互角かそれ以上の力があってもおかしくない。前後半800mのラップは47秒2-45秒5。スローペースではあったが、アルテミスSよりも締まったペースになり、走破時計も速かった(レコード決着)。勝ち馬のサリオスは強すぎたし、3着だったアブソルティスモも先週こうやまき賞を快勝した。前哨戦ではサウジアラビアロイヤルCが最もレベルが高いレースだった可能性もある。強いメンバーは揃ったが、勝機はあるだろう。

クリスティ 注目のアイビーSで2着

近年のアイビーSはソウルスターリングやクロノジェネシスが制している。今年はワーケアが3馬身差の完勝を飾り、2着に本馬が入った。勝ち馬は強かったが、本馬は最後の直線で前の進路が狭くなった。それで外に持ち出そうとしている間に一気に抜けられてしまった。本当は併せ馬の形に持ち込みたかっただろう。また、スローペースだったこともあり、序盤は行きたがるのをなだめて折り合いをつけた。もしかするとペースは速くなった方が、レースはしやすくなるかもしれない。重賞実績馬は強敵だが、なんとか食い下がりたい。