第71回 阪神ジュベナイルフィリーズ 血統分析｜G�T特集

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母父がノーザンダンサー系Shamardalのウーマンズハートが最有力！

1）人気サイドのＳＳ系とミスタープロスペクター系が中心

サンデーサイレンス（ＳＳ）系種牡馬の産駒が10年連続で馬券に絡んでいるが、これを率で上回るのがミスタープロスペクター系。３番人気以内に限るとＳＳ系が勝率21.1％、複勝率47.4％、ミスタープロスペクター系が勝率25.0％、複勝率75.0％と、ともに安定感はアップする。この両者が中心だ。

◎プラス評価……父ＳＳ系かミスタープロスペクター系の人気サイド
　●マイナス評価…父がＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）意外と大切な2400ｍ向きの血

勝ち馬の父には2000ｍか2400ｍのＧ１勝ち鞍があり、マイラーというより中長距離タイプのイメージ。各種牡馬の産駒（ローズキングダム、ディープスカイ、ジェンティルドンナ、エポカドーロなど）も同様だ。また勝ち馬の母父（Caerleon、Singspiel、オペラハウスなど）や母（レーヴドスカー、Stacelita、ライフフォーセールなど）にも2000ｍか2400ｍのＧ１勝ち馬が目立つ。

◎プラス評価……父、その産駒、母、母父が2000ｍか2400ｍＧ１の勝ち馬

【勝ち馬の父の2000ｍ・2400ｍ戦成績】

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3）母の父はノーザンダンサー系がベスト

母父の系統別成績はノーザンダンサー系が一歩リード。ただし５番人気以内の勝率ではノーザンダンサー系が23.8％、ナスルーラ系が28.6％、ミスタープロスペクター系が40.0％と拮抗する。勝ち馬のうち６頭が５代前までにノーザンダンサーのインブリードを持ち、５頭は母の母の父がナスルーラ系というのも特筆事項。また勝ち馬の母父は10年連続で外国馬、うち９年は海外種牡馬という点もポイントだ。

◎プラス評価……母父ノーザンダンサー系
　○プラス評価……母父ミスタープロスペクター系、ナスルーラ系の人気サイド
　○プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり／母母父がナスルーラ系
　○プラス評価……母父が海外種牡馬
　●マイナス評価…母父がヘイルトゥリーズン系〜ＳＳ系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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4）母系の優秀性が大切

レーヴドスカー、ビワハイジ、スタセリタ、ライフフォーセールといったＧ１馬をはじめ、勝ち馬の母は現役成績や繁殖成績が優秀。２着馬の母にも重賞勝ち馬が多い。母がＧ１勝ち馬または２勝以上をあげていると強調材料となりそうだ。

○プラス評価……母がＧ１勝ち馬または２勝以上

結論

各種プラス条件の合致度が高いのは、ウーマンズハート。父はハーツクライ、その産駒はスワーヴリチャード、母は２勝馬、母父Shamardalはノーザンダンサー系で仏ダービー（2100ｍ）勝ち馬、その産駒Lope de Vegaも仏ダービー馬（2100ｍ）。同じくハーツクライ産駒のクラヴァシュドールが続く。母は１勝どまりだが、母父Giant's Causewayはノーザンダンサー系で愛チャンピオンＳなどの勝ち馬、その産駒に米ＢＣターフ勝ち馬がいる。

レシステンシア（父ダイワメジャー、母はアルゼンチンＧ１馬、母父Lizard Islandはノーザンダンサー系）、リアアメリア（父ディープインパクト、母は米Ｇ１馬、母父Rockport Harborはミスタープロスペクター系）も、差はわずかだ。

【ウーマンズハートの血統表】

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