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調教情報

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シャフリヤール

前走から中3週で再度の東京遠征を控えているが、先々週から3週続けてきちんと追い切りをこなしており、調整過程は順調だ。ここ2週は同じ僚馬と併せ、先週は福永騎手を背に芝コースで素軽い動きを見せて楽に先着。今週はC.デムーロ騎手を背に坂路で追われ、ほぼ馬なりのままで併入した。前走から大きく変わったという印象こそないが、休み明けを叩かれての上積みは見込める状態だ。

ダノンベルーガ

前走の1週間後に坂路入りを再開して入念に乗り込まれており、調整過程は順調と見ていい。ここ2週はWコースで追われ、先週はムーア騎手を背に僚馬2頭を追走して内に入り、軽く追われて併入に持ち込んだ。今週は助手を背に僚馬に先行する形で進み、最後までほぼ馬なりのまま先着した。1000m71.0秒とかなり軽めだったが、調教後馬体重を見ても重め残りの心配はなく、十分に力を出せる仕上がりだ。

ヴェラアズール

前走後は放牧を挟んで11月4日に栗東へ帰厩。6日から今週にかけて週2本ずつ、計6本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。ここ2週はWコース単走で、先週は松山騎手を背に1000m65.3秒、ラスト200m11.4秒の好時計をマーク。今週は助手を背に直線軽く追われてラスト400m11.6−11.3秒と鋭い末脚を見せた。前走時より全体的な調教内容が良く、輸送前としては万全の仕上がりだ。

 
ヴェルトライゼンデ

前走後は放牧を挟んで10月29日に栗東へ帰厩。11月2日から今週にかけて、4週けて坂路で強めの追い切りをこなしており、調教量は十分だ。先週はレーン騎手を背に僚馬を追いかけ、しっかり追われて併入して800m51.1秒と速い時計をマーク。今週は助手を背に単走で、終い仕掛けられるときっちり反応してラスト200m12.2秒と加速した。現時点での実力は出し切れる仕上がりだ。

デアリングタクト

前走の5日後には坂路入りを再開して順調に乗り込まれており、調整過程に問題はないと見ていい。今週は助手を背に坂路で単走追い。前半はゆっくり入って徐々にペースを上げ、最後は軽く仕掛けられたが、ラスト400m12.4−12.6秒とやや失速してしまった。動きもいまひとつだったが、過去最短のレース間隔が中5週というなかで初の中1週での東京遠征で、不安材料が尽きない点は気がかりだ。

ユーバーレーベン

前走の5日後には坂路入りを再開し、先々週から3週続けてきちんと追い切りをこなしており、調整過程は順調そのものといえる。ここ2週はWコースで追われ、先週は助手を背に3頭併せの内で、外の馬には先着したが、中の馬には若干遅れる形。今週は津村騎手を背にオープン馬に手応え劣勢で併入したが、追走した分もあるだけに動きは悪くなかった。前走時とほぼ変わらない状態にはありそうだ。

テーオーロイヤル

前走の6日後にWコース入りを再開して順調に乗り込まれており、調整過程に不安はない。レースの1週間前に坂路で軽めの内容を消化し、今週は菱田騎手を背にWコースで単走追い。終始馬なりで運び、終いだけ軽くハミをかけられた程度だったが、素軽い動きは目についた。中2週での東京遠征、厩舎の調教パターンを考慮すると十分意欲的と言ってよく、前走からの上積みが見込めそうだ。

ボッケリーニ

前走後は放牧を挟んで11月3日に栗東へ帰厩。6日からから今週にかけて日曜坂路、水曜Wコース併せ馬というメニューで週2本ずつ、計6本の追い切りをこなしており、調教量は十分だ。ここ2週は浜中騎手を背に追われ、先週はオープン相手に追走していたとはいえ、ややもの足りない動きで遅れ。ただ、今週は格下馬相手に楽な手応えで追走先着した。前走時の状態はきちんと維持できている印象だ。

その他の出走馬

オネストはレース9日前の11月18日に来日して、東京競馬場入り。24日の木曜にルメール騎手を背にダートコースで軽めの追い切りを消化しており、体調面に問題はなさそう。テュネスも11月18日に来日し、その日の夜に東京競馬場入り。24日の木曜時点では追い切りを行っていないが、金曜に追い切る可能性も示唆しており、動静には注目。シムカミルはオネストと同じスケジュールで東京競馬場入り。24日の木曜にブノワ騎手を背にダートコースで追い切られ、素軽い動きを見せており、体調も良好で、ある程度速い馬場にも対応できそうだ。