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指数分析

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【出走予定馬のZIと過去5走の補正タイム】

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馬名 ZI 1走前 2走前 3走前 4走前 5走前
コントレイル 137 96 89 92 90 77
デアリングタクト 137 90 87 82 78 54
アーモンドアイ 133 100 93 98 84 100
グローリーヴェイズ 126 95 46 海外 86 97
カレンブーケドール 125 94 92 97 88 74
ユーキャンスマイル 122 90 93 94 91 94
ワールドプレミア 113 93 89 86 70 66
キセキ 111 92 94 89 89 88
ミッキースワロー 110 89 93 93 90 90
クレッシェンドラヴ 109 91 90 86 92 90
パフォーマプロミス 109 90 91 87 91 85
トーラスジェミニ 100 83 85 84 85 84
マカヒキ 97 85 92 86 80 94
ヨシオ 72 ダート ダート ダート ダート ダート
ウェイトゥパリス 0 海外 海外 海外 海外 海外
 
1)ZIのトップは3冠を達成した2頭の3歳馬

ZIのトップは137でコントレイルとデアリングタクトが並んだ。デビューから無敗でクラシック3冠と牝馬3冠を達成したこの両馬がここで激突する。前人未到の芝G1(JRA+海外)8勝を挙げたアーモンドアイは133で3位。4位は大きく離れてグローリーヴェイズ(126)、5位はカレンブーケドール(125)となった。

2)東京ならば芝2400mでもアーモンドアイ

補正タイムのトップはアーモンドアイ。前走天皇賞(秋)はフィエールマンとクロノジェネシスの猛追を浴びて辛勝にみえたが、指数は100と非常に高かった。2019年の天皇賞(秋)を3馬身差で完勝したときと同じ数字だ。また、18年のジャパンCをレコード勝ちしたときの指数は99。東京ならば2400mでもパフォーマンスはほとんど落ちないと考えられる。

3)コントレイルの菊花賞は2000年以降でトップの指数

コントレイルの補正タイムは前走菊花賞が自己最高の96。2着アリストテレスとのデッドヒートはかなり危なかったが、レースレベルは非常に高い。2000年以降の同レース比較では、11年オルフェーヴルと並んでトップの指数だった。すでに歴史的名馬と言える存在だが、まだまだ大きな可能性を秘めている。

4)デアリングタクトの秋華賞も優秀

デアリングタクトは前走秋華賞(1着)の指数90が自己最高。一見平凡な数字にみえるが、レースレベルは間違いなく高い。2000年以降の同レース比較では、17年ディアドラ、18年アーモンドアイ、19年クロノジェネシスの3頭が並んでトップだが、僅差で09年レッドディザイア、12年ジェンティルドンナ、そして20年デアリングタクトの3頭が並ぶ。強い相手と戦うことで、さらに指数を伸ばしてくるはずだ。

その他では指数97をマークしているグローリーヴェイズとカレンブーケドールにも注目だ。

<用語解説>
ZI(ゼットアイ)

前走着順、人気、着差等を簡単に指数化したもの。基本的にこの指数が高いと上位人気に支持される傾向がある。ZI最高値をマークしている馬は連対率が高く、特に2番目の馬より5以上の差をつけている場合、特別な理由(休み明け、前走と大きく異なる条件など)がない限り、信頼できる。ただし、ZI最高値が115以下の場合は混戦と考えられる。

補正タイム

基準タイム(そのレースの平均的な勝ちタイム)とその馬の走破タイムをもとに、異なる距離やクラスでも簡単に比較できるようにした指数。スピード指数のようなイメージで、指数が高いほど、時計的な価値があると考えられる。