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G1特集 第38回 ジャパンカップG1特集 第38回 ジャパンカップ

調教情報

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アーモンドアイ

前走後は放牧を挟んで11月8日に美浦へ帰厩。11日には時計を出し始めて今週にかけて4本の追い切りをこなしており、調整過程は順調だ。ここ2週はルメール騎手を背にWコース併せ馬で、先週は3頭併せで1000m66秒前後と速い時計を出して最先着。今週は僚馬の内に併せ、ラスト200過ぎから軽く仕掛けられると鋭い反応を見せて一気に突き放した。万全の仕上がりと見てよさそうだ。

サトノダイヤモンド

前走後は放牧を挟んで10月23日に栗東へ帰厩。約1ヶ月の間に軽めのものを含めて10本前後の追い切りを消化しており、調教量は十分といえる。ここ2週はWコース併せ馬で、先週はモレイラ騎手を背にオープン馬相手に優勢の手応えで併入。今週は終い追われてきっちり先着したが、ラスト200mの切れ味はまずまずといった程度だった。絶好調時に比べると、まだ今一息に映る。

スワーヴリチャード

東京遠征帰りながら、前走の3日後には早くも坂路入りを再開。中間も軽め中心とはいえ中3週で5本の追い切りをこなしており、調整過程は順調と見ていい。ここ2週はM.デムーロ騎手を背にWコース併せ馬で、先週は終始手綱を抑える軽めの内容に終始。今週も同じ馬と併せ、先週よりさらに軽めの内容で終えた。1週前と最終追いともにここまで軽めの追い切りで出走するのはデビュー以来初めてで、その点がどう出るか。

キセキ

前走後も自厩舎できちんと乗り込まれ、中間はここ2週のWコース追いに加えて坂路でラスト200m15秒以下の追い切りを11本もこなしており、意欲的な調整過程といえる。今週はいつもと同じく助手を背にWコースの大外を回っての単走追い。道中で力む面は見られたが、余裕残しの手応えでラスト200m12秒前後としっかりと動けていた。前走時の好状態を維持できている。

シュヴァルグラン

昨年同様、京都大賞典をステップに放牧には出さずに自厩舎でじっくり調整。中間の追い切り本数は昨年より豊富で、意欲的な調整過程だ。ここ2週はC.デムーロ騎手を背に併せ馬で、先週はWコースで終い一杯に追われてまずまずの動き。今週は坂路で未勝利馬と併せ、一杯に追われて併入も手応えは劣勢だった。休み明けだった前走からの上積みは見込めるが、昨年時の好状態にはまだ戻りきっていない印象だ。

カプリ

昨年人気薄で5着に健闘したアイダホと同厩舎で、本馬も昨年のアイダホ同様にレース10日前に来日。20日まで競馬学校で調整された後、21日に東京競馬場に移動した。追い切りは22日にムーア騎手を背に芝コース単走で、ラスト1400mから徐々に加速。直線後半で軽く促された程度だったが、軽快な動きを見せた。体調面は問題なさそうで、馬場適性もそれなりにありそうだ。

ミッキースワロー

前走後は放牧を挟んで10月下旬にに美浦へ帰厩。11月1日に帰厩後初時計を出してから合計6本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。ここ2週は横山典騎手を背にWコース併せ馬で、先週は内に入って鋭い末脚を披露。今週は格下馬を追走し、ゴール手前で交わすとそのまま強めに追われて軽快な動きを見せた。休み明けだが、現時点での実力はきっちり出し切れる仕上がりだ。

ウインテンダネス

前走後も自厩舎に戻ってきちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ、今週は助手を背に、Wコースで単走追い。4角で外にいた他厩舎の馬に追いついて直線は馬体の離れた併せ馬の形になり、ラスト200m地点ではほぼ並ぶ所までいったが、最後は1馬身ほど遅れてゴールした。ただラスト200mは12秒前後とこの馬なりには動けており、今秋3戦目になる今回も状態面に不安はない。

その他の出走馬

サトノクラウンは先週は助手騎乗で単走、今週はビュイック騎手を背に併せ馬で追い切られたが、2週ともに動きに鋭さは感じられず本調子には戻りきっていない印象。ノーブルマーズは高倉騎手を背に坂路単走で追われて時計は平凡だが、馬場の荒れていた時間帯だけに問題なく動き自体は悪くなく、休み明けだった前走時よりは確実に良化傾向。サンダリングブルーはカプリと同じくレースの10日前に来日。軽めの調整のみで木曜時点で1本も追い切られていないが、馬体減りはない様子で体調面は問題ないと見てよさそうだ。