第38回 ジャパンカップ 血統分析｜G�T特集

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母がＧ１勝ちのサトノダイヤモンドが連軸向き！

1）ヘイルトゥリーズン系の勝率が断然

過去10年における父馬の系統別成績および連対馬の父・母父は以下の通りだ。

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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１〜３着馬のべ30頭のうち18頭が父サンデーサイレンス系（ＳＳ系）で主力。ただし少ない出走馬から３頭の勝ち馬を出した「その他のヘイルトゥリーズン系」が勝率なら断然だ。ノーザンダンサー系は極度の不振で、外国馬も血統にかかわらず苦戦傾向にある。

◎プラス評価……父がＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系
　○プラス評価……父ＳＳ系
　●マイナス評価…父ノーザンダンサー系／父ナスルーラ系

2）父に日本ダービーか有馬記念勝利の実績が欲しい

勝ち馬の父を見ると、現役当時に日本ダービーか有馬記念を勝っている馬が多い。２着馬の父（ジャングルポケット、ネオユニヴァースなど）も同様だ。こうした実績を持つ種牡馬なら強調材料となりそうだ。

◎プラス評価……父馬が日本ダービーか有馬記念を勝っている

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3）母父はＳＳ系とノーザンダンサー系の戦い

母の父の系統別成績は以下の通り。勝率ではＳＳ系がトップで、３勝のうち２勝は「父がＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系×母父ＳＳ系」という配合だった。馬券に絡んだ回数ではノーザンダンサー系が目立つが、４勝はすべて「父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系の牝馬」。こういうタイプが出てきたら、ぜひ狙いたい。

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◎プラス評価……父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系の牝馬
　○プラス評価……母父ＳＳ系
　●マイナス評価…母父がマイナー系統

4）しっかりした母系であることが必須

ビワハイジの子ブエナビスタ、シーザリオの子エピファネイアなど、勝ち馬の多くは母〜４代母に重賞勝ちがある。たとえ該当しなくとも、ウオッカは母が名牝シラオキ系で近親に桜花賞馬シスタートウショウ、ショウナンパンドラは近親にステイゴールドがいるなど、しっかりとした母系であることが求められる。

◎プラス評価……母〜４代母に重賞勝ちがある
　○プラス評価……近親にＧ１ウィナーがいる

結論

連覇を目指すシュヴァルグラン、同じ父ハーツクライ×母父ミスタープロスペクター系のスワーヴリチャード、父ディープインパクト×母父ノーザンダンサー系のサトノダイヤモンド、ここまでは横一線か。この中ではＧ１勝ち馬マルペンサを母に持つサトノダイヤモンドをあげておこう。ただし牝馬ではないためアタマより連軸向きだ。

母父がＳＳ系、母がＧ１馬のアーモンドアイだが、父ロードカナロアに2400ｍ〜2500ｍ実績のない点がネックだ。

【サトノダイヤモンドの血統表】

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