第38回 ジャパンカップ レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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アーモンドアイ、驚異のレコードで力を証明！

第38回ジャパンＣはＣ・ルメール騎手騎乗の１番人気アーモンドアイが、２・３番手追走から最後の直線で反応よく抜け出し、堂々の先頭でゴール。牝馬三冠達成に続き、Ｇ１・４勝目を飾った。勝ち時計は2分20秒6（良）のレコード。2005年のジャパンＣでアルカセットがマークした2分22秒1の時計を1.5秒も更新する驚異的なタイムを叩き出した。鞍上のルメール騎手は09年のウオッカに続き、このレースは２勝目。本馬を管理する国枝栄調教師は、このレース初勝利となった。

２着は１馬身3/4差で川田将雅騎手騎乗の４番人気キセキ。３着は３馬身半差でＭ・デムーロ騎手騎乗の２番人気スワーヴリチャード。

レース展開・総括

キセキがハナで、アーモンドアイが好位

スタートで大きな出遅れなどはなかった。８番キセキが押し出されるように前へ。13番ノーブルマーズも外から行ったが、キセキが単独の先頭で１コーナーを通過した。リードは２馬身ほど。２番手に控えてノーブルマーズ。半馬身差の内に１番アーモンドアイがつけて、好位を取った。１馬身差の外に10番ガンコ。さらに11番スワーヴリチャードと14番ウインテンダネスが並んで追走。２馬身差の中団に２番ハッピーグリンと９番シュヴァルグラン。１馬身差で３番サトノダイヤモンドが続き、外から７番サウンズオブアース。その後ろから４番サトノクラウン、12番カプリ。３馬身切れて５番ミッキースワロー、そして６番サンダリングブルーが最後方という隊列になった。

前半1000m通過は59秒9。キセキが単騎の平均ペースで引っ張り、３コーナーをカーブ。リードは変わらず３馬身ほどだったが、アーモンドアイがわずかに２番手へ。その後ろからスワーヴリチャードが続き、シュヴァルグランは中団から。その外からサトノダイヤモンドが動き、４コーナーをカーブした。

後続の追撃を許さずレコード勝ち

キセキは先頭をキープしたまま残り400mを通過。１馬身差の外からアーモンドアイが迫る。３番手にはスワーヴリチャードが上がった。その後方から他馬が追い出しにかかるが、前との差が逆に徐々に開いていった。

残り200mからはキセキとアーモンドアイの一騎打ち。しかし、残り150mで並走状態は崩れ、アーモンドアイが外から交わして先頭へ。後続の追撃はなく、スワーヴリチャードは５馬身ほど後方。そのままアーモンドアイが先頭でゴールを駆け抜けた。

正真正銘の歴史的名牝に

アーモンドアイは単勝1.4倍の圧倒的人気に応えて、恐るべきパフォーマンスを演じた。スタートしてしばらくはやや行きたがったようにも見えたが、２・３番手の好位を取り切り、レースの流れに乗った。前半のペースは平均だったが、その後のラップが凄かった。11秒台のラップが続く、淀みない流れを前々から走り、ねじ伏せた。レコードタイムもさることながら、着差をつけた内容に凄みを感じさせる。正真正銘の歴史的名牝であり、底知れない力を証明した。

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