ホープフルステークス2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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ドゥラエレーデが接戦のホープフルSを制する！

第39回ホープフルSはB.ムルザバエフ騎手騎乗の14番人気ドゥラエレーデが2番手追走から、最後の直線は激しい叩き合いの末、ゴール寸前に際どく差し切り優勝。2勝目がG1初制覇となった。勝ち時計は2分01秒5（良）。鞍上のムルザバエフ騎手は今年初めて来日し、JRAの重賞制覇自体が今回初めて。本馬を管理する池添学調教師は嬉しいG1初制覇となった。

2着ハナ差で横山典弘騎手騎乗の7番人気トップナイフ。3着は1馬身1/4差でC.ルメール騎手騎乗の6番人気キングズレイン。なお、1番人気に支持されたミッキーカプチーノは5着に敗れた。

レース展開・総括

トップナイフがスローペースで引っ張る

スタートでは12番モンドプリュームの出があまり良くなかった。8番トップナイフがじんわりと先行し、好スタートを切った11番ドゥラエレーデもついて行った。1馬身差の3番手に3番シーウィザードと18番ミッキーカプチーノ。この両馬の間から5番フェイト。2馬身切れて先団を見ながら6番グリューネグリーン、それから1番ファントムシーフ。さらに中団にかけて4番セレンディピティ、9番セブンマジシャン。外から17番ジュンツバメガエシが追い上げ、内には2番ハーツコンチェルト。1馬身差で7番ボーンイングランデ、それから13番ヴェルテンベルク、14番ジェイパームス、15番キングズレインが並んで追走。1馬身差で後方3番手から10番ガストリック。2馬身差でモンドプリューム。1馬身差で最後方から16番スカパラダイスという隊列になった。

前半1000m通過は61秒5でスローペース。先頭はトップナイフで半馬身ほどのリード。2番手はドゥラエレーデ。ミッキーカプチーノは単独3番手に上がって残り600mを通過したが、手ごたえはあまり良くなく、ジョッキーの手が動いていた。グリューネグリーンは先団から押っ付けられてスパート。その後ろは集団になって追い上げ、キングズレインが大外を回って4コーナーをカーブした。

ドゥラエレーデがゴール寸前で交わした

トップナイフとドゥラエレーデがほぼ並んで最後の直線へ。2列目からはミッキーカプチーノが追い上げるが、やはり脚色はあまり良くない。前の2頭との差が縮まらず残り200mを通過した。坂を駆け上がりトップナイフがリードを広げたが、ドゥラエレーデは懸命に食い下がる。その後ろからの追い上げは乏しく、前の2頭による競り合いとなった。逃げ込みをはかるトップナイフに対し、ドゥラエレーデはジリジリと差を詰めると、ほぼ並んだ状態でゴール。際どく外のドゥラエレーデがトップナイフを交わしていた。3着には大外から物凄い脚で追い込んだキングズレインが入った。

ミッキーカプチーノは末脚不発で5着に敗れる

結果的には「行った行った」の展開となり、最後に2番手で追走したドゥラエレーデが逃げたトップナイフを交わし切った。まんまとスローペースに持ち込んだことと、冬の中山芝の状態もこの2頭にはマッチしたと考えられる。1番人気に支持されたミッキーカプチーノはスタートこそ良かったが、正面スタンド前でやや引っかかったように見えた。その分脚が溜まりづらくなり、前走のような爆発力を見せることができなかった印象だ。

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