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G1特集 第35回 ホープフルステークスG1特集 第35回 ホープフルステークス

血統分析

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母シーザリオのサートゥルナーリアに期待!

1)勢いと勝率の戦いで3系統が互角か

ラジオNIKKEI杯2歳Sを前身とするレースだが、今回は血統ごとのコース適性を重視して「中山のホープフルS(2013年まではオープン特別/2014〜2016年はG2/2017年からG1)」の過去10年を分析してみる。勝率ではその他のヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系が優秀で、サンデーサイレンス(SS)系は重賞昇格後に3勝をマーク。この3系統を互角と考えたい。

○プラス評価……父がSS系/ヘイルトゥリーズン系/ミスタープロスペクター系
 ●マイナス評価…父がノーザンダンサー系

【父馬の系統別成績】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 3 8 3 74 4.1% 14.9% 18.9%
その他のヘイルトゥリーズン系 3 1 2 19 15.8% 21.1% 31.6%
ミスタープロスペクター系 3 0 3 19 15.8% 15.8% 31.6%
ナスルーラ系 1 0 1 13 7.7% 7.7% 15.4%
ノーザンダンサー系 0 1 1 18 0.0% 5.6% 11.1%
その他の系統 0 0 0 2 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父(中山のホープフルS)】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2017.12.28 1 7 タイムフライヤー ハーツクライ ブライアンズタイム
2017.12.28 2 15 $ジャンダルム Kitten's Joy Sunday Silence
2016.12.25 1 2 レイデオロ キングカメハメハ シンボリクリスエス
2016.12.25 2 11 マイネルスフェーン ステイゴールド Jade Robbery
2015.12.27 1 6 ハートレー ディープインパクト Congrats
2015.12.27 2 9 ロードクエスト マツリダゴッホ チーフベアハート
2014.12.28 1 10 シャイニングレイ ディープインパクト クロフネ
2014.12.28 2 6 コメート ブラックタイド アフリート
2013.12.22 1 2 エアアンセム シンボリクリスエス サンデーサイレンス
2013.12.22 2 7 ベルキャニオン ディープインパクト フレンチデピュティ
2012.12.23 1 1 サトノネプチューン シンボリクリスエス エンドスウィープ
2012.12.23 2 11 マイネルストラーノ ディープインパクト ブライアンズタイム
2011.12.25 1 11 アドマイヤブルー キングカメハメハ フジキセキ
2011.12.25 2 10 ミヤビアミュレット ロージズインメイ フジキセキ
2010.12.26 1 7 ベルシャザール キングカメハメハ サンデーサイレンス
2010.12.26 2 5 ナカヤマナイト ステイゴールド カコイーシーズ
2009.12.27 1 11 アリゼオ シンボリクリスエス フジキセキ
2009.12.27 2 7 ミカエルビスティー ネオユニヴァース Storm Cat
2008.12.28 1 2 トーセンジョーダン ジャングルポケット ノーザンテースト
2008.12.28 2 10 アラシヲヨブオトコ マンハッタンカフェ Caerleon
2)日本ダービー/ジャパンC/有馬記念を勝った種牡馬に注目

キングカメハメハとシンボリクリスエスが3勝、ディープインパクトが2勝で、この3頭の産駒には要注目。これ以外でも日本ダービー/ジャパンC/有馬記念を勝った種牡馬であれば強調材料になりそうだ。

◎プラス評価……父がキングカメハメハ/シンボリクリスエス/ディープインパクト
 ○プラス評価……父が日本ダービー/ジャパンカップ/有馬記念を勝っている

【勝ち馬の父の現役成績】

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勝ち馬の父 主な勝ち鞍(2400〜2500m)
ジャングルポケット 日本ダービー/ジャパンC
シンボリクリスエス 有馬記念連覇
キングカメハメハ 日本ダービー
ディープインパクト 日本ダービー/ジャパンC/有馬記念
ハーツクライ 有馬記念/ドバイシーマクラシック
3)ヘイルトゥリーズンの血がマスト

母父の系統別成績は、率と安定感でSS系〜ヘイルトゥリーズン系が優位。勝ち馬10頭のうち、父・母父にヘイルトゥリーズンの血が入らないのは2008年のトーセンジョーダンだけなので「何よりもヘイルトゥリーズンの血が大切」といえる。

○プラス評価……母父がSS系〜ヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4 2 5 44 9.1% 13.6% 25.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 1 0 15 13.3% 20.0% 20.0%
ミスタープロスペクター系 1 2 1 23 4.3% 13.0% 17.4%
ナスルーラ系 1 0 1 14 7.1% 7.1% 14.3%
ノーザンダンサー系 2 4 2 41 4.9% 14.6% 19.5%
その他の系統 0 1 1 8 0.0% 12.5% 25.0%
4)母父のタイプも大切

勝ち馬の母父は、多くがダートで活躍した馬たち。該当しないノーザンテースト、フジキセキ、シンボリクリスエスは、その父が北米ダートで走っている。意外にもダート血統と相性のいいレースだ。

また近年は米G1馬ウィキッドリーパーフェクトの子、ディープインパクトの近親、タイムパラドックスの近親が勝っている。母系にはG1級のスケールが欲しいところだ。

○プラス評価……母父・その父がダートで活躍
 ○プラス評価……母系からG1馬が出ている

結論

アドマイヤジャスタの父ジャスタウェイ、ミッキーブラックの父ブラックタイドは2400〜2500m未勝利。ニシノデイジーは父がノーザンダンサー系ハービンジャー、ブレイキングドーンとヴァンドギャルドは母父・その父が芝タイプなど、有力各馬には不満が残る。

サートゥルナーリアも父ロードカナロアの距離実績が不満だが、父の父キングカメハメハ、母父はSS系スペシャルウィーク、その父サンデーサイレンス、母はオークス馬シーザリオと、勝てる素養を数多く持っている。穴なら父がキングジョージ勝ち馬ノヴェリスト、母父の父がサンデーサイレンス、近親にフジキセキがいるコスモカレンドゥラか。

【サートゥルナーリアの血統表】

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ロードカナロア
 Lord Kamaloa
 2008年 鹿毛(新ひだか町)
キングカメハメハ
 King Kamehameha
 2001年 鹿毛(早来町)
Kingmanbo
1990年(米)
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
*マンファス
1991年 黒鹿(愛)
Last Tycoon Try My Best
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
レディブラッサム
 Lady Blossom
 1996年 鹿毛(千歳市)
Storm Cat
1983年(米)
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
サートゥルナーリア
 Satyrnalia(JPN)
 牡 2歳 父 8歳・母14歳時産駒
 2016年 黒鹿(安平町)
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
*サラトガデュー
1989年 鹿毛(米)
Cormorant His Majesty
Song Sparrow
Super Luna In Reality
Alada
スペシャルウィーク
 Special Week
 1995年 黒鹿(門別町)
*サンデーサイレンス
1986年 青鹿 (米)
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
キャンペンガール
1987年 鹿毛(門別町)
マルゼンスキー Nijinsky
*シル
シーザリオ
 Cesario
 2002年 青毛(早来町)
レディーシラオキ セントクレスピン
ミスアシヤガワ
*キロフプリミエール
 Kirov Premiere
 1990年 鹿毛(英)
Sadler's Wells
1981年 (米)
Northern Dancer Neactic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
Querida
1975年
Habitat Sir Gaylord
Little Hut
Principia Le Fabuleux
Pia