競馬予想・競馬情報トップ > G1特集 > 朝日杯フューチュリティステークス > 有力馬情報

デイリー杯2歳Sを制したアドマイヤクワッズ
東京芝1600mの新馬では直線外から差し切って勝利。続くデイリー杯2歳Sは中団の内で脚を溜め、直線はカヴァレリッツォの内から馬体を併せると、ゴールまで激しく叩き合って最後はアタマ差で勝利した。勝ち時計の1分33秒1(良)は2歳コースレコード。これは額面通りの価値がある優秀な内容だと判断したい。他の重賞ウイナーたちを打ち破り、無傷の3連勝を飾れるか注目だ。

25年8月31日の2歳新馬を制したカヴァレリッツォ
中京芝1600mの新馬は直線で内目を通って馬群を捌くと、5馬身突き抜けて圧勝。勝ち時計の1分34秒2(良)はとても優秀だった。前走デイリー杯2歳Sは好位で追走し、直線は残り200mから内のアドマイヤクワッズと叩き合い、最後はアタマ差の2着。悔しい結果に終わったが、3着アイガーリーは5馬身離し、この上位2頭の強さが際立ったレースだった。今回は阪神芝1600mでアドマイヤクワッズと再戦。リベンジを果たしたい。

新潟2歳Sを制したリアライズシリウス
東京芝1600mの新馬はスピードの違いでハナに立ち、直線は残り400mから独走して7馬身差の圧勝。勝ちタイムの1分35秒7(稍重)も優秀だった。前走新潟2歳Sはスタートで後手を踏んだが、すぐに挽回して2番手で追走。直線は馬場の真ん中を通って突き抜け、4馬身差で勝利した。レースラップを見ると、力任せに押し切っているわけではなく、溜めを利かせ、後半にしっかりといい脚を使っていることがわかる。G1でも非常に楽しみな素質馬だ。

サウジアラビアロイヤルCを制したエコロアルバ
新潟芝1400mの新馬は直線で外に出されると、鋭い末脚を繰り出して差し切り勝ち。前走サウジアラビアロイヤルCはスタートダッシュが鈍く、最後方での追走。3〜4コーナーではジョッキーがうながしても前に進んでいかずヒヤリとしたシーンがあったが、直線で大外に持ち出されると、凄い末脚を炸裂させてまとめて差し切った。並みの馬ではまず届かないところから勝ち切っており、能力は相当高い。G1でも楽しみだ。

京王杯2歳Sを勝利したダイヤモンドノット
3戦目の未勝利(阪神芝1400m)を好時計で快勝。次走もみじSは逃げたリリージョワを捕らえ切れず2着に終わったが、続く京王杯2歳Sでは単勝1.8倍の圧倒的支持を受けた。レースはスローペースのなか2番手で追走。直線は残り200mで悠々と抜け出し、3馬身差で勝利した。見た目は強い勝ち方だったが、勝ち時計が平凡なうえ、相手にも恵まれた印象。マイル重賞勝ち馬たちと阪神芝1600mで戦い、勝つことができるかどうか。
9月の阪神芝1600mの新馬を逃げ切り勝ち。勝ちタイムの1分36秒5(良)はやや平凡だが、後半3ハロンでいい脚を使ってきっちりとまとめた。続くデイリー杯2歳Sは直線でもたつき、逃げたエイシンディードを交わすのに少し苦労しながら、最後はなんとか3着に上がった。先にゴールしたアドマイヤクワッズとカヴァレリッツォとは5馬身の差があり、今回逆転までは難しいかもしれないが、馬券圏内の争いには加わりたいところ。
2戦目の未勝利(函館芝1200m)で鮮やかな末脚を繰り出して快勝。続く函館2歳Sは勝ち馬と0.7秒差の4着だったが、最後までいい脚を使っており、距離はもう少し長くてもいい印象を受けた。実際、東京芝1400m・1勝クラスの4着を挟み、前走秋明菊賞を3馬身差で快勝した。スタートはあまり速くないものの、自在性があり、ピッチ走法の決め手は迫力がある。今回は距離1600mと、直線に上り坂がある阪神芝に対応できるかが鍵。

25年9月21日の2歳未勝利を制したコルテオソレイユ
ここまでの成績は【1.2.2.0】で複勝率100%だが、明確な課題もある。1〜3戦目は勝負どころの3〜4コーナーで置かれてしまうシーンが気になった。そんな中、2走前の阪神芝1600mの未勝利はいい雰囲気でレースができ、最後はクビ差ながらも勝利を飾ることができた。前走ベゴニア賞は出遅れてしまい、直線で馬群を割って鋭く伸びるもアタマ差の2着。もったいない競馬だったが、徐々に力をつけていると判断していいだろう。

25年11月15日の2歳未勝利を制したスペルーチェ
2010年阪神ジュベナイルフィリーズを含みデビューから4連勝したレーヴディソールを母に持つ良血馬。新馬(東京芝1600m)ではスローペースの流れを2番手で進み、直線は残り200mで先頭に立った後、アドマイヤクワッズに差されて2着。次走未勝利(東京芝1600m)は中団でレースを進め、直線残り300mあたりで外に持ち出されると、鋭い末脚できっちりと差し切り勝利。重賞でもすぐに通用しそうなポテンシャルがある。
21年NHKマイルC1着などマイル戦で大活躍したシュネルマイスターと同じ、Kingman産駒の外国産馬。阪神芝1600mの新馬ではスローペースの流れを4番手で追走し、直線は外に持ち出されると、鮮やかな末脚で差し切り2馬身半抜けた。前走デイリー杯2歳Sは直線で大外に行くも伸びを欠いて6着に敗退。勝ち馬には1.7秒も離されてしまったので負けすぎの気もするが、見限るのは早いだろう。コース替わりがプラスになれば。