エリザベス女王杯2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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ジェラルディーナ、大外から差し切りG1初制覇！

阪神芝2200mで行われた第47回エリザベス女王杯はC.デムーロ騎手騎乗の4番人気ジェラルディーナが、後方より少し前での追走から最後の直線は大外から差し切り優勝。G1初制覇を果たした。勝ち時計は2分13秒0（重）。鞍上のC.デムーロ騎手、本馬を管理する斉藤崇史調教師ともにこのレースは初勝利。

2着は1馬身3/4差の同着でレーン騎手騎乗の5番人気ウインマリリンとM.デムーロ騎手騎乗の12番人気ライラック。1番人気に支持されたデアリングタクトは6着に敗れた。

レース展開・総括

重馬場のなかローザノワールがハナへ

スタートで大きな出遅れはなかった。2番ローザノワールが促されてハナへ。2馬身ほどのリードで1コーナーをカーブした。2番手に5番マジカルラグーン。1馬身差で3番手のインにウインキートス。半馬身外に17番ウインマイティー。中に10番スタニングローズ。好位のインに3番ピンハイ。外目に13番ウインマリリン。1馬身差で中団の前に4番デアリングタクト、16番テルツェットが外から。差がなく1番クリノプレミアムと11番ナミュール。1馬身差で8番アンドヴァラナウト、外に18番ジェラルディーナ。後方にかけては12番ルビーカサブランカ、7番イズジョーノキセキ、6番ホウオウエミーズ。2馬身差で後方2番手から15番ライラック。4馬身差で最後方から14番アカイイトという隊列になった。

ジェラルディーナがウインマリリンを差し切る

前半1000m通過は60秒3で平均ペース。ローザノワールは先頭で引っ張り、リードは3馬身ほどで残り800mを通過。2番手のマジカルラグーンの手ごたえが怪しくなり、ウインキートスもジョッキーの手綱が動いた。外のウインマイティーはまだ馬なりで4コーナーへ。その後ろからはウインマリリンと追い上げてきたジェラルディーナがやってきた。中団にはピンハイやデアリングタクト。スタニングローズは馬群の中でジョッキーの手が激しく動いた。

ローザノワールが先頭で最後の直線へ。単独2番手に上がったウインマリリンが馬場の4分どころを通ってさらに末脚を伸ばした。外からはジェラルディーナの伸び。さらに後ろからはライラックが追い込んできた。残り200mでローザノワールが力尽き、ウインマリリンが先頭。ジェラルディーナがグイグイと脚を伸ばし、ウインマリリンに襲い掛かる。脚色がまさったジェラルディーナは、ウインマリリンを豪快に差し切り先頭でゴール。2着争いはウインマリリンとライラックがほぼ並んでゴール。写真判定の末、この2頭は同着となった。

外目の枠が上位で、2着は同着

正午前から雨が降り、馬場は良から稍重、さらに重へと悪化。途中で雨は止んだが、泥が跳ねるなど馬場はかなりタフな状態に見えた。大外枠を引いたジェラルディーナだったが、この枠はかえって良かったかもしれない。他馬の動きを見ながら進み、息の長い末脚を繰り出して鮮やかに差し切った。

2着同着となったウインマリリンとライラックも外目の7枠。ウインマリリンは先団追走からよく頑張った。ライラックは秋華賞で不発に終わった末脚が、今回はぴったりと嵌まった。

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