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G1特集 エリザベス女王杯2022G1特集 エリザベス女王杯2022

血統分析

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四代母が名牝ミエスクなどプラス条件を幅広く満たすテルツェットが本命!

1)SS系の4歳馬が一応の軸か

過去10年の1〜3着馬のべ30頭のうち24頭が父サンデーサイレンス(SS)系。安定感で、これが中心か。4歳馬に限れば勝率13.3%・連対率20.0%・複勝率26.7%と信頼度が増す。

◎プラス評価……父SS系(特に4歳馬)
 ●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系/父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 8 10 6 112 7.1% 16.1% 21.4%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 0 1 15 6.7% 6.7% 13.3%
ノーザンダンサー系 1 0 1 22 4.5% 4.5% 9.1%
ミスタープロスペクター系 0 0 2 19 0.0% 0.0% 10.5%
ナスルーラ系 0 0 0 5 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2021.11.14 1 16 アカイイト キズナ シンボリクリスエス
2021.11.14 2 5 ステラリア キズナ Motivator
2020.11.15 1 18 ラッキーライラック オルフェーヴル Flower Alley
2020.11.15 2 13 サラキア ディープインパクト Lomitas
2019.11.10 1 2 ラッキーライラック オルフェーヴル Flower Alley
2019.11.10 2 6 クロコスミア ステイゴールド ボストンハーバー
2018.11.11 1 12 リスグラシュー ハーツクライ American Post
2018.11.11 2 9 クロコスミア ステイゴールド ボストンハーバー
2017.11.12 1 5 モズカッチャン ハービンジャー キングカメハメハ
2017.11.12 2 4 クロコスミア ステイゴールド ボストンハーバー
2016.11.13 1 3 クイーンズリング マンハッタンカフェ Anabaa
2016.11.13 2 9 シングウィズジョイ マンハッタンカフェ シンボリクリスエス
2015.11.15 1 12 マリアライト ディープインパクト エルコンドルパサー
2015.11.15 2 18 ヌーヴォレコルト ハーツクライ スピニングワールド
2014.11.16 1 1 ラキシス ディープインパクト Storm Cat
2014.11.16 2 5 ヌーヴォレコルト ハーツクライ スピニングワールド
2013.11.10 1 3 メイショウマンボ スズカマンボ グラスワンダー
2013.11.10 2 18 ラキシス ディープインパクト Storm Cat
2012.11.11 1 15 レインボーダリア ブライアンズタイム ノーザンテースト
2012.11.11 2 12 ヴィルシーナ ディープインパクトMachiavellian
 
2)勝ち馬の父にはスタミナ資質が求められる

勝ち馬の父の多くが芝2400m以上のG1ウィナー。特に目立つのは天皇賞(春)や菊花賞の勝ち馬だ。意外とスタミナを求められるレースなのかも知れない。

◎プラス評価……父が芝3000m級のG1勝ち馬
 ○プラス評価……父が芝2400m以上のG1勝ち馬

3)母父に加えて母の母の父も重要

母父の系統別成績は、SS系以外のヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系の三つ巴か。母の母の父も重要。連対馬15頭のうち、母母父ノーザンダンサー系が7頭、母母父ナスルーラ系が5頭(いずれも海外産の種牡馬)と偏りを見せている。

〇プラス評価……母父がSS系以外のヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系
 〇プラス評価……母母父がノーザンダンサー系かナスルーラ系
 ●マイナス評価…母父SS系/母父ナスルーラ系

 
【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 0 0 2 35 0.0% 0.0% 5.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 1 0 11 18.2% 27.3% 27.3%
ノーザンダンサー系 3 5 5 58 5.2% 13.8% 22.4%
ミスタープロスペクター系 4 1 3 43 9.3% 11.6% 18.6%
ナスルーラ系 0 3 0 14 0.0% 21.4% 21.4%
その他の系統 1 0 0 12 8.3% 8.3% 8.3%
4)優秀な母系であればベター
 

連対馬は母系も優秀。母〜5代母が欧米の重賞を勝っていれば強調材料となりそうだ。

◎プラス評価……母〜5代母が欧米の重賞勝ち馬

【連対馬(過去6年)の母系・近親)】

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連対馬 母系から出た活躍馬
クイーンズリング 近親に仏1000ギニー勝ち馬Torrestrella
シングウィズジョイ 曾祖母は重賞2勝のフリートーク
モズカッチャン 4代母は米重賞3勝のExpressive Dance
クロコスミア 4代母は英G1勝ち馬Park Appeal
リスグラシュー 近親に仏G1勝ち馬Robin Of Navan
ラッキーライラック 母は米G1勝ち馬ライラックスアンドレース
サラキア 母は独オークス馬サロミナ
アカイイト 4代母は米G2で3着のAuntie Betty
ステラリア 母は英G2勝ち馬ポリネイター
結論
 

スタニングローズは父ミスタープロスペクター系、デアリングタクトは母母父がサンデーサイレンス、ジェラルディーナは父に2400m以上の勝ち星なし、ナミュールは母父SS系と、有力馬の多くがマイナス点を抱えていたり強調材料に乏しかったりする。しかも父SS系の4歳馬は不在だ。

 

テルツェットは父ディープインパクト、母父ノーザンダンサー系、四代母はマイルG1を勝ちまくった名牝ミエスク、母母父がノーザンダンサー系とプラス条件を幅広く満たして◎。イズジョーノキセキは母系がやや弱いものの、父は菊花賞馬、母父キングカメハメハ、母母父ナスルーラ系で可能性を秘める。母父と母母父がノーザンダンサー系、母が独G3勝ち馬の外国馬マジカルラグーンも、決定的にダメというわけではないだろう。

【テルツェットの血統表】

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ディープインパクト
  Deep Impact
  2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
  Sunday Silence
  1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ウインドインハーヘア
  Wind In Her Hair
  1991年 鹿毛(愛)
Alzao
1980年
Lyphard Northern Dancer
Goofed
テルツェット
  Terzetto(JPN)
  牝 5歳 父15歳・母 7歳時産駒
  2017年 鹿毛(安平町)
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977年
Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
Danehill Dancer
  1993年(愛)
Danehill
1986年 (米)
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Razyana His Majesty
Spring Adjeu
Mira Adonde
1986年
Sharpen Up Atan
Rocchetta
ラッドルチェンド
  Raddolcendo
  2010年 鹿毛(安平町)
Lattre D'Amour Caro
Lianga
*ラヴズオンリーミー
  Loves Only Me
  2006年 鹿毛(米)
Storm Cat
1983年 (米)
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
Monevassia
1994年
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble