第43回 エリザベス女王杯過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
エリザベス女王杯を丸裸にしてみよう！

昨年は５番人気の３歳馬モズカッチャンが勝利。２着には９番人気クロコスミアが激走し、３着に３番人気ミッキークイーンが入った。

１）近２年は波乱傾向

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【1.4.2.3】。11年スノーフェアリーの１勝のみで、連対率50％・複勝率70％。２番人気馬は【1.2.2.5】で13年メイショウマンボが勝利し、複勝率は１番人気馬に次ぐ50％。以下、３・４番人気馬が各２勝、５・６・７・11番人気馬が１勝ずつとなっている。

11番人気馬の優勝は09年に逃げ切ったクィーンスプマンテ。この年は２着にも12番人気テイエムプリキュアが入り、１番人気ブエナビスタが３着に敗れる波乱。馬連10万2030円・３連単154万5760円の高配当となった。近６年では毎年６番人気以下の伏兵が１頭ずつ激走し、特に近２年は３連単で10万円以上と波乱傾向となっている。

２）３歳馬、４歳馬が中心

年齢別成績は、出走数最多の４歳馬が【4.3.6.42】。一昨年のクイーンズリングら最多タイの４勝をあげ、複勝率23.6％でトップ。３歳馬は【4.4.3.37】で昨年のモズカッチャンら４勝をあげ、勝率8.3％・連対率16.7％と最も高い。一昨年を除いて、毎年１頭は３着以内に入っている。

また、５歳馬は【2.2.1.47】で12年レインボーダリアら２勝も、複勝率9.6％と３・４歳馬に水を開けられている。なお、６歳馬【0.1.0.11】、７歳以上【0.0.0.7】でともに勝ち星がなく、不振傾向にある。

３）秋華賞組は前走３着以内が好成績

前走レース別成績は、秋華賞組が【3.3.3.26】。昨年のモズカッチャンら最多の３勝をあげ、連対率17.1％・複勝率25.7％。３歳馬の４勝のうち、10年スノーフェアリー以外の３勝はすべて前走秋華賞組だった。

一昨年以外の過去９年で毎年１頭ずつ３着以内に入っており、前走秋華賞で３着以内だった馬は【2.3.2.9】。この組の３着以内馬９頭中７頭を占めており、勝率12.5％・連対率31.3％・複勝率43.8％と優秀だ。

対して、秋華賞４着以下だった馬は【1.0.1.17】。巻き返したのは前走６着だった08年１着リトルアマポーラと15年３着タッチングスピーチ。ともに前走上がり２位以内で、勝ち馬から０秒３しか離れていなかった。

４）秋華賞以外では前走牡馬混合戦組に注目

秋華賞以外では府中牝馬Ｓ組の出走が最も多く、Ｇ２に昇格してからは【2.2.3.38】。一昨年のクイーンズリングら２勝も、連対率8.9％・複勝率15.6％とやや低い。Ｇ２となった11年以降に好走した７頭のうち、過半数の４頭は前走４着以下から巻き返していた。

府中牝馬Ｓ以外ではオールカマー組が【2.1.0.3】で好相性。14年１着ラキシス、15年１着マリアライト・２着ヌーヴォレコルトが連対している。京都大賞典組は【1.2.0.10】で、09年クィーンスプマンテが優勝。同年２着のテイエムプリキュアも該当しており、連対率・複勝率23.1％。また、昨年は前走宝塚記念組のミッキークイーンが３着に入っている。

ほかに12年３着のピクシープリンセス（５番人気）、13年２着のラキシス（６番人気）はともに前走芝2200ｍ以上で牡馬混合の条件戦を勝利していた。

【エリザベス女王杯過去10年】

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