第86回 東京優駿（日本ダービー） レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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令和元年のダービーは、ロジャーバローズが大金星！

第86回日本ダービーは浜中俊騎手騎乗の12番人気ロジャーバローズが、離れた２番手から追走すると、最後の直線は後続の追い上げを封じて優勝した。勝ち時計は2分22秒6（良）でレースレコード。鞍上の浜中騎手はデビュー13年目で、ダービー初制覇となった。本馬を管理する角居勝彦調教師は、2007年のウオッカ以来となるこのレース２勝目となった。

２着はクビ差で戸崎圭太騎手騎乗の３番人気ダノンキングリー。３着は２馬身半差で川田将雅騎手騎乗の２番人気ヴェロックス。なお、１番人気に支持されたサートゥルナーリアは４着に敗れた。

レース展開・総括

リオンリオンがハイペースで飛ばす

スタートで６番サートゥルナーリア、８番メイショウテンゲンが出負け。１番ロジャーバローズがじんわりと内から先行したが、15番のリオンリオンが気合いを入れて一気にハナへ。先頭で１コーナーをカーブした。単独の２番手にロジャーバローズ。１馬身半差の３番手に４番サトノルークス。縦に並んで３番エメラルファイト。７番ダノンキングリーと10番クラージュゲリエ。１馬身差の中団に５番マイネルサーパス、外に13番ヴェロックス。さらに14番ランフォザローゼスと18番シュヴァルツリーゼが並んで追走。その後ろ、２馬身差で９番ニシノデイジーとサートゥルナーリア。さらに11番レッドジェニアルと17番ナイママ。１馬身差の後方集団に16番タガノディアマンテと12番アドマイヤジャスタ。２番ヴィントが後ろから２番手で、１馬身差の最後方からメイショウテンゲンという隊列になった。

前半1000m通過は57秒8でハイペース。リオンリオンが大きく離しての逃げ。ポツンと２番手にロジャーバローズで、３番手以降も５馬身以上離れた。縦に長い隊列が続き、３〜４コーナーをカーブ。リオンリオンは７馬身ほどのリードを保ち、最後の直線へ。ロジャーバローズも早めに動き、後続を引き離した状態で最後の直線へと入っていった。

ダノンキングリーの追撃を振り切った

残り400mでリオンリオンが力尽き、ロジャーバローズが替わって先頭へ。２馬身差の３番手からはダノンキングリーが末脚を伸ばしてきた。その後ろはまだ差があり、外からヴェロックスとサートゥルナーリアが末脚を伸ばしにかかった。残り300mでヴェロックスとサートゥルナーリアが併せ馬で伸び、３番手集団から抜け出してきた。しかし、前の２頭もしぶとく伸びてその差を詰めさせない。ラチ沿いで踏ん張るロジャーバローズ。馬場の３分どころから懸命に伸びるダノンキングリー。この２頭の競り合いが最後まで続き、結局ロジャーバローズが最内でそのまま押さえ切った。３着にはサートゥルナーリアを差し返したヴェロックスが上がった。

サートゥルナーリアは出負けで厳しい競馬に

リオンリオンがオーバーペース気味に逃げたため、離れた単独２番手のロジャーバローズが恐らくイーブンペースだった。後ろを待たずにリオンリオンを捕まえに行った浜中騎手も好判断。馬場と枠順の利を最大限に生かした走りで、大金星を飾った。

ダノンキングリーも先団でしっかりと折り合い、申し分ない騎乗だったが惜しくも２着だった。圧倒的１番人気のサートゥルナーリアはスタートで後手を踏み、位置取りが悪くなった。追い比べでは最後ヴェロックスに競り負けたように見えたが、上がり３ハロン自体はメンバー中最速だった。力は見せたものの、時計も速く、ちょっとしたロスが命取りとなるレースになってしまった。

【第86回 東京優駿（日本ダービー）　成績表】

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