有馬記念2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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イクイノックスが2022年のグランプリを制す！

第67回有馬記念はC.ルメール騎手騎乗の1番人気イクイノックスが、中団追走から最後の直線で外から鮮やかに突き抜けて優勝。天皇賞（秋）に続きG1・2勝目を挙げた。勝ち時計は2分32秒4（良）。鞍上のルメール騎手は2005年ハーツクライ、16年サトノダイヤモンドに続きこのレースは3勝目。本馬を管理する木村哲也調教師はこのレース初勝利となった。

2着は2馬身半差で福永祐一騎手騎乗の6番人気ボルドグフーシュ。3着は1馬身半差でC.デムーロ騎手騎乗の3番人気ジェラルディーナ。

レース展開・総括

タイトルホルダーが平均ペースで引っ張る

スタートで5番ジェラルディーナが出遅れた。13番タイトルホルダーが押して押してハナへ。2番手に15番ブレークアップ。さらに16番ディープボンドも外から先行。14番ボッケリーニ、10番ジャスティンパレスも好位を取りにいった。その後ろから7番エフフォーリアと2番イズジョーノキセキ。差がなく中団に12番ポタジェ、内から8番ウインマイティー、それから9番イクイノックス。その後ろは1馬身差で後方にかけて4番アリストテレス、6番ヴェラアズール、11番ラストドラフトが並んで追走。さらに1馬身差で3番ボルドグフーシュ、ジェラルディーナ。4馬身差で最後方から1番アカイイトという隊列になった。

タイトルホルダーは1馬身ほどのリードで1コーナーをカーブ。前半1000m通過は約61秒2で平均ペース。リードを3馬身に広げて2周目の向正面へ。ブレークアップが2番手。3番手にジャスティンパレスとディープボンド。先団を見ながらエフフォーリア。中団の外からはイクイノックスが追走。同馬を見ながらヴェラアズールらが続き、後方2番手からボルドグフーシュが追走した。

イクイノックスが残り200mで抜け出す

残り800mでタイトルホルダーのリードは2馬身。ブレークアップが後退しはじめて2番手にはディープボンドが上がる。そしてイクイノックスが外からすっと動き、いい手ごたえで前との差を詰めにかかった。さらに外を回って後方からボルドグフーシュが進出を開始した。

タイトルホルダーは先頭で最後の直線に入るも、後続勢がぴったりと接近。最内を狙うジャスティンパレス、エフフォーリアは外から馬体を併せ、その外からはイクイノックスが末脚を伸ばしてきた。残り200mでタイトルホルダーは捕まり、イクイノックスが一気に先頭へ。イクイノックスは後続をじわじわと引き離し、完全に独走となった。ボルドグフーシュが2番手に上がり、懸命に末脚を伸ばしたが、イクイノックスがそのまま先頭でゴール。完勝でグランプリ制覇を飾った。3着にはジェラルディーナが入った。

父子によるグランプリ制覇を達成

勝ったイクイノックスはいいスタートから中団位置を取り、いつでも外から動ける態勢だった。勝負どころでの手ごたえは抜群で、4コーナーから最後の直線にかけての動きは、いかにも勝ちそうな雰囲気だった。残り200mからは独走となり、最後は余裕でゴール。父キタサンブラックとの父子によるグランプリ制覇を果たした。また、前走天皇賞（秋）に続くG1制覇となり、年度代表馬の座をかけた争いも大きくリードしたと言えるだろう。

2着ボルドグフーシュはメンバー中最速の上がりをマーク。中山は初めてだったが、強靭な末脚をここでも存分に披露した。3着ジェラルディーナは惜しい競馬。スタートの出遅れが痛恨だった。

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