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血統分析

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父スクリーンヒーローでノーザンダンサーのインブリード持つボルドグフーシュが最右翼!

1)ミスタープロスペクター系以外なら大きな差はなさそう

過去10年間、3着以内馬の約7割がサンデーサイレンス(SS)系。とはいえ勝率が高いわけではなく、SS系以外のヘイルトゥリーズン系のほか、ナスルーラ系、ノーザンダンサー系にも勝機はある。唯一苦戦しているのがミスタープロスペクター系だ。

〇プラス評価……父SS系以外のヘイルトゥリーズン系
 ●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6 7 7 101 5.9% 12.9% 19.8%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 0 1 8 25.0% 25.0% 37.5%
ナスルーラ系 1 0 1 8 12.5% 12.5% 25.0%
ノーザンダンサー系 1 0 0 9 11.1% 11.1% 11.1%
ミスタープロスペクター系 0 3 1 34 0.0% 8.8% 11.8%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2021.12.26 1 10 エフフォーリア エピファネイア ハーツクライ
2021.12.26 2 5 ディープボンド キズナ キングヘイロー
2020.12.27 1 9 クロノジェネシス バゴ クロフネ
2020.12.27 2 14 サラキア ディープインパクト Lomitas
2019.12.22 1 6 リスグラシュー ハーツクライ American Post
2019.12.22 2 10 サートゥルナーリア ロードカナロア スペシャルウィーク
2018.12.23 1 8 ブラストワンピース ハービンジャー キングカメハメハ
2018.12.23 2 12 レイデオロ キングカメハメハ シンボリクリスエス
2017.12.24 1 2 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2017.12.24 2 3 クイーンズリング マンハッタンカフェ Anabaa
2016.12.25 1 11 サトノダイヤモンド ディープインパクト Orpen
2016.12.25 2 1 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2015.12.27 1 7 ゴールドアクター スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
2015.12.27 2 9 サウンズオブアース ネオユニヴァース Dixieland Band
2014.12.28 1 4 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2014.12.28 2 6 トゥザワールド キングカメハメハ サンデーサイレンス
2013.12.22 1 6 オルフェーヴル ステイゴールド メジロマックイーン
2013.12.22 2 4 ウインバリアシオン ハーツクライ Storm Bird
2012.12.23 1 13 ゴールドシップ ステイゴールド メジロマックイーン
2012.12.23 2 6 オーシャンブルー ステイゴールド Dashing Blade
 
2)母父は非主流血脈が狙い目か

ゴールドシップ、オルフェーヴル、ゴールドアクター、リスグラシューと、母父が「その他の系統」という馬が大活躍。母父ノーザンダンサー系にも一応の注意を払いたい。

◎プラス評価……母父「その他の系統」
 ○プラス評価……母父ノーザンダンサー系
 ●マイナス評価…母父SS系〜ヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1 2 0 32 3.1% 9.4% 9.4%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 0 16 0.0% 6.3% 6.3%
ナスルーラ系 1 2 2 24 4.2% 12.5% 20.8%
ノーザンダンサー系 3 5 2 46 6.5% 17.4% 21.7%
ミスタープロスペクター系 1 0 2 24 4.2% 4.2% 12.5%
その他の系統 4 0 4 18 22.2% 22.2% 44.4%
3)2400m型の父×短距離型の母父

勝ち馬の父には芝2400mの国際的なG1で実績を残した馬がズラリ。母父はメジロマックイーンとハーツクライのみ長距離型で、短距離〜マイル戦で活躍した馬が目立つ。また勝ち馬10頭のうちクロノジェネシスとエフフォーリアを除く8頭にはノーザンダンサーのインブリード(4×5や5×5)があった。

◎プラス評価……父が芝2400mのG1勝ち馬
 ◎プラス評価……母父が芝短距離〜マイルの重賞ウィナー
 ◎プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードがある

【勝ち馬の父・母父の現役成績】

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勝ち馬の父 重賞勝ち鞍
ステイゴールド 香港ヴァーズなど
ディープインパクト 日本ダービーなど
スクリーンヒーロー ジャパンカップなど
ブラックタイド スプリングS
ハービンジャー キングジョージなど
ハーツクライ ドバイシーマクラシックなど
バゴ 凱旋門賞など
エピファネイア ジャパンカップなど
勝ち馬の母父 重賞勝ち鞍
メジロマックイーン 天皇賞(春)など
Bertolini ジュライS
キョウワアリシバ (葵Sで2着)
Orpen モルニ賞
サクラバクシンオー スプリンターズSなど
キングカメハメハ NHKマイルCなど
American Post 仏2000ギニーなど
クロフネ NHKマイルCなど
ハーツクライ 有馬記念など
4)母の母の父はマイル型がベター

勝ち馬の母の母の父には、サセックスS勝ち馬Krisなど芝1400〜1800mの重賞ウィナーが多い。ジャッジアンジェルーチなど北米ダート中距離型も狙えそうだ。

〇プラス評価……母母父が芝マイル前後または北米ダート中距離で活躍

結論

ボルドグフーシュの父スクリーンヒーロー(SS系以外のヘイルトゥリーズン系)はジャパンカップ勝ち馬。母父Laymanと母母父Woodmanはマイル重賞勝ち馬。ノーザンダンサーのインブリードも持つ。母父がSS系という点はやや心配だが、それ以外の各点ではもっとも勝ち馬のイメージに近い存在だ。

ウインマイティーは父がゴールドシップ、母父が「その他の系統」であるカコイーシーズ、母母父は英2000ギニー勝ち馬Lomondで穴っぽい存在。

もちろん連覇を目指すエフフォーリア、昨年2着のディープボンドにもチャンスはありそうだし、父キタサンブラック×母父キングヘイローのイクイノックス、ディープインパクト産駒で母父がノーザンダンサー系のポタジェあたりも侮れないだろう。

タイトルホルダーとヴェラアズールは父がミスタープロスペクター系、ジェラルディーナは父モーリスの2400m適性に疑問が残る。

【ボルドグフーシュの血統表】

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スクリーンヒーロー
  Screen Hero
  2004年 栗毛(千歳市)
*グラスワンダー
  Grass Wonder
  1995年 栗毛(米)
Silver Hawk
1979年(米)
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Gris Vitesse Amerigo
Matchiche
Ameriflora
1989年
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Graceful Touch His Majesty
Pi Phi Gal
ランニングヒロイン
  Running Heroine
  1993年 鹿毛(千歳市)
*サンデーサイレンス
1986年 青鹿(米)
Halo Hail to Reason
Cosmah
ボルドグフーシュ
  Boldog Hos(JPN)
  牡 3歳 父15歳・母10歳時産駒
  2019年 栗毛(千歳市)
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ダイナアクトレス
1983年 鹿毛(千歳市)
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
モデルスポート モデルフール
*マジツクゴデイス
Layman
  2002年
Sunday Silence
1986年
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
Laiyl
1996年
Nureyev Northern Dancer
Special
*ボルドグザグ
  Boldogsag
  2009年 芦毛(仏)
Alydaress Alydar
Baildaress
Belga Wood
  1996年
Woodman
1983年(米)
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Playmate Buckpasser
Intriguing
Madame Belga
1990年
Al Nasr Lyphard
Caretta
Belga Le Fabuleux
Belle de Retz