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G1特集 第164回 天皇賞(秋)G1特集 第164回 天皇賞(秋)

指数分析

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【出走予定馬のZIと過去5走の補正タイム】

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馬名 ZI 1走前 2走前 3走前 4走前 5走前
エフフォーリア 137 88 89 76 67 54
グランアレグリア 132 96 98 92 98 90
ヒシイグアス 130 90 91 85 72 72
ワールドプレミア 129 97 94 93 92 93
コントレイル 124 92 98 96 89 92
トーセンスーリヤ 120 87 90 90 51 84
ポタジェ 119 92 91 93 87 83
カレンブーケドール 115 91 92 94 93 98
ペルシアンナイト 111 95 83 75 86 93
カイザーミノル 100 91 83 88 89 82
サンレイポケット 100 90 82 91 92 86
ユーキャンスマイル 99 88 82 86 85 80
モズベッロ 92 71 86 94 87 92
ラストドラフト 85 81 86 95 92 77
ムイトオブリガード 82 83 81 87 86 ダート
カデナ 81 84 86 91 87 86
 
1)ZIのトップは3歳馬エフフォーリア

ZIのトップはエフフォーリア(137)。もし3歳馬が優勝すれば、2002年シンボリクリスエス以来の出来事になる。2位はグランアレグリア(132)。以下、ヒシイグアス(130)、ワールドプレミア(129)と続く。実際はコントレイル(124)も、エフフォーリアやグランアレグリアと差がない人気を集めそうだ。

2)補正タイムはグランアレグリアら3頭がトップ

補正タイムはグランアレグリアとコントレイル、カレンブーケドールが98でトップ。コントレイルとカレンブーケドールは、昨年のジャパンカップでマークした指数。グランアレグリアは今年のヴィクトリアマイルと昨年のマイルチャンピオンシップでマークした指数だ。今回の東京芝2000mではどんな戦いになるだろうか。

3)天皇賞・春秋制覇がかかるワールドプレミア

同一年の天皇賞・春秋制覇がかかるワールドプレミアは、前走天皇賞(春)の指数が97だった。数値自体は高いものの、阪神芝3200mの長距離戦で、かなりスタミナを要するレース内容だった。今回の東京芝2000mはスピードと瞬発力が問われるレースなので、そのあたりの対応が大きなカギとなる。ちなみに昨年はフィエールマンが、本競走で2着と好走。ステイヤーのイメージを払拭する見事なパフォーマンスを見せた。

4)エフフォーリアは決め手勝負で勝てるか

エフフォーリアは休み明けで、古馬との対戦が初めてとなる。したがって、補正タイムが他のメンバーよりもまだ低いのは仕方がない。今年のクラシックの指数を精査すると、皐月賞(1着)は優秀なので地力は間違いなく高い。ただ、日本ダービーの指数はやや平凡だった。まだ断言はできないが、本質的には少し時計がかかるレースの方が向いているかもしれない。日本ダービーのような上がりの速い競馬になった時、古馬のトップクラスに競り勝てるかがポイントだ。

<用語解説>
ZI(ゼットアイ)

前走着順、人気、着差等を簡単に指数化したもの。基本的にこの指数が高いと上位人気に支持される傾向がある。ZI最高値をマークしている馬は連対率が高く、特に2番目の馬より5以上の差をつけている場合、特別な理由(休み明け、前走と大きく異なる条件など)がない限り、信頼できる。ただし、ZI最高値が115以下の場合は混戦と考えられる。

補正タイム

基準タイム(そのレースの平均的な勝ちタイム)とその馬の走破タイムをもとに、異なる距離やクラスでも簡単に比較できるようにした指数。スピード指数のようなイメージで、指数が高いほど、時計的な価値があると考えられる。