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G1特集 第162回 天皇賞(秋)G1特集 第162回 天皇賞(秋)

血統分析

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父ミスプロ系で母が15歳時に生まれたダイワキャグニーが魅力!

1)系統によって買うべき馬券が異なる

ディープインパクト産駒が【1.6.1.33】など、サンデーサイレンス(SS)系種牡馬の産駒は2着惜敗が多いイメージ。SS系を軸にするなら馬連か3連複を買うべきだろう。

SS系以外のヘイルトゥリーズン系で馬券に絡んだ2頭は1番人気と2番人気。これよりも5番人気での勝利があるミスタープロスペクター系の方が相性は上か。単勝・馬単・3連単を買うならミスタープロスペクター系からだ。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系(1着候補)
 ○プラス評価……父SS系(連軸・3連複の軸)
 ●マイナス評価…父ノーザンダンサー系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4 9 5 92 4.3% 14.1% 19.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 0 1 8 12.5% 12.5% 25.0%
ミスタープロスペクター系 4 0 3 32 12.5% 12.5% 21.9%
ナスルーラ系 1 0 0 17 5.9% 5.9% 5.9%
ノーザンダンサー系 0 1 1 19 0.0% 5.3% 10.5%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付L 馬名 種牡馬 母父馬
2019.10.27 1 2 アーモンドアイ ロードカナロア サンデーサイレンス
2019.10.27 2 9 ダノンプレミアム ディープインパクト Intikhab
2018.10.28 1 4 レイデオロ キングカメハメハ シンボリクリスエス
2018.10.28 2 9 サングレーザー ディープインパクト Deputy Minister
2017.10.29 1 7 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2017.10.29 2 2 サトノクラウン Marju Rossini
2016.10.30 1 8 モーリス スクリーンヒーロー カーネギー
2016.10.30 2 12 リアルスティール ディープインパクト Storm Cat
2015.11.1 1 8 ラブリーデイ キングカメハメハ ダンスインザダーク
2015.11.1 2 14 ステファノス ディープインパクト クロフネ
2014.11.2 1 4 スピルバーグ ディープインパクト Lycius
2014.11.2 2 1 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2013.10.27 1 7 ジャスタウェイ ハーツクライ Wild Again
2013.10.27 2 9 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2012.10.28 1 12 エイシンフラッシュ King's Best Platini
2012.10.28 2 4 フェノーメノ ステイゴールド Danehill
2011.10.30 1 12 トーセンジョーダン ジャングルポケット ノーザンテースト
2011.10.30 2 7 ダークシャドウ ダンスインザダーク Private Account
2010.10.31 1 2 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
2010.10.31 2 7 ペルーサ ゼンノロブロイ Candy Stripes
 
2)芝2400m・G1との関連性が深い

勝ち馬の父(またはその兄弟)に芝2400mG1の勝ち鞍があれば強調材料となりそうだ。

◎プラス評価……父に芝2400mG1の勝ち鞍がある
 〇プラス評価……父の兄弟に芝2400mG1の勝ち鞍がある

【勝ち馬(過去10年)の父 芝2400mG1実績】

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勝ち馬の父 芝2400mG1成績
スペシャルウィーク 日本ダービー1着/ジャパンC1着
ジャングルポケット 日本ダービー1着/ジャパンC1着
King's Best (姉は凱旋門賞馬アーバンシー)
ハーツクライ ドバイシーマクラシック1着
ディープインパクト 日本ダービー1着/ジャパンC1着
キングカメハメハ 日本ダービー1着
スクリーンヒーロー ジャパンC1着
ブラックタイド (弟はディープインパクト)
ロードカナロア (1600mまでしか経験なし)
3)父の系統によって狙うべき配合が変わる

幅広い母父系統から勝ち馬が出ていて、大きな有利不利はなさそう。母父のタイプも、Caerleon、Platini、カーネギーは欧州長距離型、ダンスインザダークとシンボリクリスエスは国内長距離型、ノーザンテーストとLyciusは欧州短距離型、サクラバクシンオーは国内短距離型、Wild Againとサンデーサイレンスは北米ダート中距離型とバラエティに富んでいる。

ただ2着馬の母父にはDanehill、Bertolini、Storm Cat、Rossini、Deputy Minister、Intikhabと短距離タイプが多い。「短距離型は連軸向きで勝ち切れない」とも考えられそうだ。

○プラス評価……母父短距離型(連軸)
 ●マイナス評価…母父短距離型(アタマには不向き)

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 2 0 2 42 4.8% 4.8% 9.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 1 0 9 11.1% 22.2% 22.2%
ミスタープロスペクター系 1 1 0 22 4.5% 9.1% 9.1%
ナスルーラ系 1 1 5 28 3.6% 7.1% 25.0%
ノーザンダンサー系 3 6 2 50 6.0% 18.0% 22.0%
その他の系統 2 1 1 17 11.8% 17.6% 23.5%
4)高齢の種牡馬・繁殖牝馬から天皇賞馬が出る?

過去10年の勝ち馬を見ると、母が10歳以上の時に生んだ子が7頭。残り3頭のうち2頭は父が10歳以上の時に生まれた子。トーセンジョーダンだけが例外(父ジャングルポケットが8歳、母エヴリウィスパーが9歳の時の産駒)だ。

◎プラス評価……父か母(特に母)が10歳以上の時の産駒

結論

父ロードカナロアに2400mの実績がないアーモンドアイだが、現実に昨年勝っているし、芝2400mG1勝ち馬でもある。が、それ以上に魅力的なのは父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスで、母が15歳の時に生まれたダイワキャグニーだ。

他では父が凱旋門賞バゴで母13歳時の子であるクロノジェネシスも面白いが、母父がクロフネなので連軸か。フィエールマン、ダノンプレミアム、ダノンキングリー、ジナンボーといったディープインパクト産駒が2着候補だ。

【ダイワキャグニーの血統表】

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キングカメハメハ
 King Kamehameha
 2001年 鹿毛(早来町)
Kingmanbo
 1990年(米)
Mr.Prospector
1970年(米)
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
Miesque
1984年
Nureyev Northern Dancer
Special
Pasadoble Prove Out
Santa Quilla
*マンファス
 Manfath
 1991年 黒鹿(愛)
Last Tycoon
1983年
Try My Best Northern Dancer
Sex Appeal
ダイワキャグニー
 Daiwa Cagney(JPN)
 セ 6歳 父13歳・母15歳時産駒
 2014年 黒鹿(千歳市)
Mill Princess Mill Reef
Irish Lass
Pilot Bird
1983年
Blakeney Hethersett
Windmill Girl
The Dancer Green Dancer
Khazaeen
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
トリプレックス
 Triplex
 1999年 青鹿(千歳市)
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*トリプルワウ
 Triple Wow
 1983年 鹿毛(加)
Coastal
1976年
Majestic Prince Raise a Native
Gay Hostess
Alluvial Buckpasseer
Bayou
Iva Reputation
1979年
Sir Ivor Sir Gaylord
Attica
Reputation Hillary
Venturanza