第1873回【秋華賞 × 過去データ分析】前走オークス組不在の秋華賞で台頭する条件とは?|競馬情報ならJRA-VAN

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【秋華賞 × 過去データ分析】前走オークス組不在の秋華賞で台頭する条件とは?

2026/10/15(木)

今週は土曜東京でマイル重賞のG2・富士S、日曜東京で東京ハイジャンプ、日曜京都で3歳牝馬によるG1・秋華賞と3鞍の重賞が組まれている。桜花賞馬のスターアニス、オークス馬のジュウリョクピエロが不在で、前走オークス組が一頭もいない今年の秋華賞を2016年以降過去10年のデータから探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JVを利用した。

3着以内に入った1番人気馬はすべて前走オークス組

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1番人気 4-  0-  1-  5/ 10 40.0% 40.0% 50.0% 61 57
(前走オークス) 4-  0-  1-  0/ 5 80.0% 80.0% 100.0% 122 114
(前走ローズS) 0-  0-  0-  2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
(前走紫苑S) 0-  0-  0-  1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
(前走札幌記念) 0-  0-  0-  1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
(前走クイーンS) 0-  0-  0-  1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2番人気 1-  3-  2-  4/ 10 10.0% 40.0% 60.0% 55 107
3番人気 3-  1-  2-  4/ 10 30.0% 40.0% 60.0% 183 128
4番人気 2-  2-  0-  6/ 10 20.0% 40.0% 40.0% 158 107
5番人気 0-  3-  1-  6/ 10 0.0% 30.0% 40.0% 0 140
6番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0 55
7番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
8番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0 48
9番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0 59
10番人気 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0% 0 109
11番人気以下 0-  0-  0- 71/ 71 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

(表1 秋華賞の人気別成績(2021年・22年の阪神開催を含む過去10年/以下の表も同じ))

表1は秋華賞過去10年の人気別成績。1番人気馬は一昨年のチェルヴィニアら最多の4勝をあげているが、複勝率では50.0%止まり。1番人気馬の前走レース別成績では3着以内馬5頭がすべて前走オークス組だった。前走ローズS組は19年ダノンファンタジーが8着、昨年のカムニャックが16着に敗れている。

2番人気馬は昨年のエンブロイダリーが勝利し、複勝率は60.0%で1番人気馬を上回っている。3番人気馬は22年スタニングローズら3勝をあげ、複勝率60.0%はトップタイ。4番人気馬は21年アカイトリノムスメら2勝。勝ち馬はすべて上位4番人気以内から出ている。

対して2・3着馬は10番人気まで分布。3連単の配当では10万円以上は昨年の1回のみ。2万円未満が半数の5回と堅めの決着が多い。

勝ち馬の前走はオークスか紫苑S

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
オークス 7- 1- 3-14/25 28.0% 32.0% 44.0% 109 70
紫苑S 3- 5- 0-38/46 6.5% 17.4% 17.4% 39 47
ローズS 0- 2- 6-48/56 0.0% 3.6% 14.3% 0 48
(前走1着) 0- 1- 2- 6/ 9 0.0% 11.1% 33.3% 0 76
(前走2着) 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
(前走3着) 0- 1- 1- 7/ 9 0.0% 11.1% 22.2% 0 74
(前走4着) 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7% 0 91
(前走5着) 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
(前走6〜9着) 0- 0- 2- 9/11 0.0% 0.0% 18.2% 0 74
(前走10着以下) 0- 0- 0-11/11 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
藻岩山特別 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0 280
京成杯AH 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0 560
夕月特別 0- 0- 1- 6/ 7 0.0% 0.0% 14.3% 0 84
その他のレース 0- 0- 0-38/38 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

(表2 秋華賞の前走レース別成績(過去10年))

※紫苑SはG3時を含む。

表2は前走レース別成績。前走オークス組が昨年のエンブロイダリーら過半数の7勝をあげ、連対率32.0%・複勝率44.0%と優秀だ。紫苑S組は17年ディアドラら3勝をあげ、連対率・複勝率17.4%。勝ち馬はすべてオークス組か紫苑S組から出ている。

出走数が最も多いローズS組からは勝ち馬が出ておらず、2着2回・3着6回で複勝率14.3%と上位2レースを下回っている。オークス組の好成績は春の実績馬が実力を出したものとして、紫苑S組とローズS組の比較では紫苑Sが小回りの中山芝2000m、ローズSが阪神芝1800m(20〜22年・24年は中京芝2000m)で距離の違い、直線の長さの違いが成績に表れているのではないかと推測する。秋華賞と同じ小回りの芝2000mを前走紫苑Sで経験した方が有利にはたらくのではないだろうか。

ローズS組の前走着順別成績では、前走1着馬が複勝率33.3%と高く、この組の好走馬8頭中6頭は前走4着以内に入っていた。

その他では京成杯AH組は昨年のエリカエクスプレスが2着。前走藻岩山特別組は18年2着ミッキーチャーム、前走夕月特別組は20年3着ソフトフルートが好走しており、この2頭はともに前走で2着に0秒6以上の差をつけて快勝していた。

紫苑S組は前走1番人気が好成績

前走人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
前走1人気 2- 2- 0- 2/ 6 33.3% 66.7% 66.7% 200 141
前走2人気 0- 2- 0- 5/ 7 0.0% 28.6% 28.6% 0 81
前走3人気 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3% 210 73
前走4人気 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
前走5人気 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
前走6〜9人気 0- 1- 0-10/11 0.0% 9.1% 9.1% 0 49
前走10人気以下 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

(表3 紫苑S組の前走人気別成績(過去10年))

表3は紫苑S組の前走人気別成績。前走紫苑Sで1番人気だった馬が22年スタニングローズら2勝をあげ、連対率・複勝率66.7%と非常に高い。連対馬4頭は前走紫苑Sで3着以内に入っていた。前走2番人気から2着2頭、前走3番人気から16年1着ヴィブロスが出ており、紫苑S組の連対馬8頭中7頭は前走3番人気以内だった。

ノーザンファーム生産馬が大半の9勝

生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
ノーザンファーム 9- 4- 3-49/65 13.8% 20.0% 24.6% 68 46
(前走オークス) 6- 1- 2-10/19 31.6% 36.8% 47.4% 136 80
(前走紫苑S) 3- 2- 0-14/19 15.8% 26.3% 26.3% 96 56
(前走ローズS) 0- 1- 1-14/16 0.0% 6.3% 12.5% 0 26
(前走その他のレース) 0- 0- 0-11/11 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
長谷川牧場 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 140 110
社台ファーム 0- 4- 2-23/29 0.0% 13.8% 20.7% 0 67
三嶋牧場 0- 2- 1- 3/ 6 0.0% 33.3% 50.0% 0 176
ダーレー・ジャパンF 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0% 0 295
目黒牧場 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0 270
天羽牧場 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0 550
岡田スタツド 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0 550
その他の生産者 0- 0- 0-65/65 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

(表4 秋華賞の生産者別成績(過去10年))

表4は生産者別成績。ノーザンファーム生産馬が昨年のエンブロイダリーら大半の9勝をあげており、連対率20.0%・複勝率24.6%。この組の前走レース別ではオークス組が勝率・連対率・複勝率いずれもトップ、次いで紫苑S組、ローズS組の順となっている。この組の3着以内馬16頭はいずれも秋華賞で上位5番人気以内に支持されており、該当馬は【9-4-3-15】で連対率41.9%・複勝率51.6%と非常に高い。

長谷川牧場生産馬は20年デアリングタクトが勝利、社台ファーム生産馬は2着が4回と多く、三嶋牧場生産馬は複勝率50.0%と好相性だ。

【結論】

データからはドリームコアを推奨!

表5は今年の秋華賞の出走予定馬。

馬名 前走成績
エンネ ローズS 2着
カナルサンマルタン スイートピーS 1着
ギャラボーグ 桜花賞 2着
サムシングスイート 紫苑S 2着
スウィートハピネス ローズS 7着
タイセイボーグ ローズS 12着
ドリームコア 紫苑S 3着
マスターソアラ 紫苑S 1着
モンローウォーク ローズS 1着
ラベルセーヌ 三面川特別(2勝クラス)  1着

(表5 今年の秋華賞の出走予定馬)

※フルゲート18頭。除外対象馬なし。

冒頭でも述べたように桜花賞馬、オークス馬が未登録で、前走オークス組が一頭もいない今年の秋華賞。1番人気に推されるのは前走ローズSを快勝して4戦4勝のモンローウォーク。2002年に別路線からローズSを経て無敗で秋華賞を制したファインモーションと経歴は似ているが、同馬は秋華賞に至るまでの4戦がすべて芝2000m以上だった。モンローウォークは芝1800mまでしか経験がなく、今回が初めての芝2000m戦となる。ノーザンファーム生産馬ではあるが、前走ローズS組未勝利のデータを払拭できるか、絶対視は危険とみる。

替わってデータからドリームコアを推奨する。今回4番人気以内想定(表1)、紫苑S組で前走1番人気(表2・3)、ノーザンファーム生産馬(表4)と買い材料が揃っている。前走紫苑Sは重馬場で3着に敗れたが、秋華賞過去10年で最多の4勝をあげるルメール騎手が継続して騎乗予定なのは大きな強み。アタマも十分狙える存在として挙げておきたい。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。


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