【毎日王冠×過去データ分析】実績の条件を満たす3歳馬を狙え!
2026/10/1(木)

今週から東京・京都の連続開催がスタートする。その開幕週の日曜日に組まれる重賞は東西ともに伝統のG2戦。今回はそのうち東の毎日王冠を取り上げる。データ分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。
過去10年で1番人気が7勝
| 単勝人気・オッズ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
| 人気 | 1番人気 | 7- 1- 1- 1/10 | 70.0% | 80.0% | 90.0% | 176 | 116 |
| 2番人気 | 0- 3- 1- 6/10 | 0.0% | 30.0% | 40.0% | 0 | 50 | |
| 3番人気 | 1- 3- 1- 5/10 | 10.0% | 40.0% | 50.0% | 58 | 87 | |
| 4番人気 | 1- 2- 3- 4/10 | 10.0% | 30.0% | 60.0% | 175 | 122 | |
| 5番人気 | 1- 1- 2- 6/10 | 10.0% | 20.0% | 40.0% | 77 | 85 | |
| 6番人気〜 | 0- 0- 2-66/68 | 0.0% | 0.0% | 2.9% | 0 | 23 | |
| オッズ | 〜20.0倍 | 10-10- 9-26/55 | 18.2% | 36.4% | 52.7% | 88 | 90 |
| 20.1倍〜 | 0- 0- 1-62/63 | 0.0% | 0.0% | 1.6% | 0 | 19 | |
(表1 単勝人気・オッズ別成績)
過去10年の毎日王冠では1番人気が7勝を挙げるなど上位人気馬が強い。1着馬は5番人気以内から出ており、6番人気以下から連対した例はない。オッズでいえば、単勝20倍を超えた馬の好走は1頭のみだから、単勝20倍以内がひとつの目安となる。なお、過去10年の出走頭数は14頭が最多で、10〜12頭で行われたことが7回あり、手頃な頭数が多かったことも堅い傾向と関係している可能性はありそうだ。
過去10年で3歳馬が5勝
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
| 3歳 | 5- 1- 1-10/17 | 29.4% | 35.3% | 41.2% | 155 | 62 |
| 4歳 | 2- 3- 5-22/32 | 6.3% | 15.6% | 31.3% | 17 | 60 |
| 5歳 | 3- 4- 3-27/37 | 8.1% | 18.9% | 27.0% | 44 | 40 |
| 6歳 | 0- 2- 0-15/17 | 0.0% | 11.8% | 11.8% | 0 | 25 |
| 7歳以上 | 0- 0- 1-14/15 | 0.0% | 0.0% | 6.7% | 0 | 83 |
(表2 年齢別成績)
年齢別では3歳が5勝を挙げ、勝率29.4%、複勝率41.2%も優秀だ。以下、5歳が3勝、4歳が2勝で続き、好走馬の数や複勝率からも3〜5歳馬が中心となる。6歳になると数値が落ちるが、連対した2頭はいずれも前走で重賞を勝っており、力落ちがないようなら狙う手も。7歳以上の好走は3着1回だけで、さらに苦戦の様相だ。
3歳馬はマイルG1か1800m重賞の1着実績が鍵
| 年 | 人気 | 着順 | 馬名 | 重賞1着実績 | |
| 1600mG1 | 芝1800mG2・G3 | ||||
| 18 | 3 | 2 | ステルヴィオ | スプリングS1着 | |
| 19 | 1 | 1 | ダノンキングリー | 共同通信杯1着 | |
| 20 | 1 | 1 | サリオス | 朝日杯FS1着 | |
| 21 | 1 | 1 | シュネルマイスター | NHKマイルC1着 | |
| 23 | 4 | 1 | エルトンバローズ | ラジオNIKKEI賞1着 | |
| 24 | 1 | 1 | シックスペンス | スプリングS1着 | |
| 25 | 1 | 3 | サトノシャイニング | きさらぎ賞1着 | |
(表3 毎日王冠で1〜3着に入った3歳馬一覧)
3歳馬の好走例をまとめたのが表3。これら7頭の出走時点の戦績をチェックしたところ、芝1600mG1か芝1800m重賞の1着実績を持っていた。どちらかの実績を満たす3歳馬が登録していれば、有力な存在となりそうだ。
前走G1で3着以内の4〜5歳馬は凡走なし
| 前走G1の4〜5歳 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
| 該当馬全体 | 2- 4- 4- 8/18 | 11.1% | 33.3% | 55.6% | 29 | 89 |
| 前走1〜3着 | 2- 3- 2- 0/ 7 | 28.6% | 71.4% | 100.0% | 75 | 122 |
| 前走4着〜 | 0- 1- 2- 8/11 | 0.0% | 9.1% | 27.3% | 0 | 68 |
(表4 前走G1の4、5歳馬に関するデータ)
4〜5歳馬に関しては、「前走G1」と「前走G2・G3」に分けてデータを確認する。なお、前走で重賞以外を走っていた馬の好走は、3歳馬を含めて存在しない。
先に「前走G1」から見ていくと、その前走で1〜3着に入っていれば【2.3.2.0】と凡走なし。該当馬がいれば極めて有力だ。対して、「前走G1」でも4着以下だった馬は【0.1.2.8】と成績を落とすが、それでも複勝率27.3%は決して悪い成績ではない。一定の警戒は必要だ。
前走G2・G3で1〜2番人気の4〜5歳馬は複勝率4割超
| 前走G2・G3の4〜5歳 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
| 該当馬全体 | 3- 3- 4-29/39 | 7.7% | 15.4% | 25.6% | 43 | 47 | |
| 前走人気 | 前走1〜2番人気 | 3- 2- 3-10/18 | 16.7% | 27.8% | 44.4% | 93 | 81 |
| 前走3〜5番人気 | 0- 1- 1- 9/11 | 0.0% | 9.1% | 18.2% | 0 | 35 | |
| 前走6番人気〜 | 0- 0- 0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 | |
| 前走着順 | 前走1〜5着 | 1- 2- 4-15/22 | 4.5% | 13.6% | 31.8% | 15 | 60 |
| 前走6〜9着 | 2- 1- 0- 6/ 9 | 22.2% | 33.3% | 33.3% | 150 | 58 | |
| 前走10着〜 | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 | |
(表5 前走G2・G3の4〜5歳馬に関するデータ)
「前走G2・G3」の4〜5歳馬の場合、前走1〜2番人気なら【3.2.3.10】と期待十分。しかし、前走3〜5番人気だと【0.1.1.9】と成績がダウンし、前走6番人気では【0.0.0.10】と好走なし。また、前走10着以下に終わった馬も好走例がなく、悪くとも前走9着までには収まっておきたい。
【結論】
芝1800m重賞1着の実績を持つ3歳馬リアライズシリウス
過去10年で5勝の3歳馬は3頭がエントリー。そのなかで「芝1600mG1か芝1800m重賞で1着」の実績を持つのは共同通信杯1着のリアライズシリウスである。残るアドマイヤクワッズ、ライヒスアドラーもG1好走歴のある素質馬だが、今回のデータ分析では惜しくも実績が足りなかった。
前走G1の4〜5歳馬は、前走1〜3着なら極めて有力な存在となるが、今年は該当する登録馬がいない。ただ、前走4着以下でも複勝率27.3%と一定の警戒は必要で、前走安田記念8着のドラゴンブーストはマークしておきたい。
一方、前走G2・G3の4〜5歳馬は、前走で1〜2番人気に推されて9着以内に収まっておきたい。この条件に合致するのは、前走中京記念で1番人気3着のサトノシャイニングで、同馬は昨年の3着馬でもある。
6歳馬は4頭が登録も、前走重賞1着の馬は見当たらない。7歳以上はデータ的には厳しいものの、大阪杯5着、安田記念4着と春のG1で健闘したセイウンハーデスは東京芝1800mのレコードホルダーでもあり、まったくの無視は危険かもしれない。
ライタープロフィール

出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。


