第60回 宝塚記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
宝塚記念を丸裸にしてみよう！

昨年は７番人気ミッキーロケットが勝利。２着に10番人気の香港馬ワーザー、３着に12番人気ノーブルマーズが入り、波乱の決着となった。

１）近年は波乱傾向

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【2.3.2.3】。2014年ゴールドシップら２勝をあげ、連対率50％・複勝率70％。２番人気馬は【2.1.1.6】で13年ゴールドシップら２勝で、連対率30％・複勝率40％。以下、６・８番人気馬が各２勝、３・７番人気馬が１勝ずつ。昨年は７番人気ミッキーロケットが勝利するなど、６〜８番人気馬で半数の５勝と伏兵馬の一発がある。

２・３着馬は下位人気まで幅広く分布。昨年は人気順で７→10→12番人気の順で決着し、３連単49万2560円の波乱となった。近５年で３連単25万円を超える配当が３回と波乱傾向が強まっている。

２）天皇賞・春組はＧ１連対実績馬に注目

前走レース別成績は、出走数が最も多い天皇賞・春組が【5.2.2.33】。昨年のミッキーロケットら最多の５勝をあげ、連対率16.7％・複勝率21.4％。10年を除いて毎年１頭ずつ３着以内に入っている。この組の３着以内馬９頭中８頭は過去にＧ１での連対実績があった。例外は昨年１着のミッキーロケットだが、同馬は前走天皇賞・春で僅差４着。Ｇ１での上位実績はチェックしておきたい。

他の前走国内Ｇ１組では大阪杯組が【1.0.0.2】で、一昨年のサトノクラウンが勝利。ヴィクトリアＭ組は【0.2.3.5】で勝ち馬こそいないが、一昨年のミッキークイーンが３着に好走し、複勝率50％と好相性だ。この組の３着以内馬５頭はいずれも４・５歳馬で、３歳時の牝馬三冠で連対経験があった。

３）前走海外組は勝ち星なし

その他の前走レースでは、鳴尾記念組が【1.2.1.12】。15年にラブリーデイが勝利し、連対率18.8％・複勝率25.0％でともに天皇賞・春組を上回っている。３着以内に入った４頭はいずれも５番人気以下で、前走の鳴尾記念で４着以内に入っていた。目黒記念組は【1.0.1.15】で、16年マリアライトが勝利。昨年は12番人気ノーブルマーズが３着と激走している。

なお、前走海外組はドバイシーマクラシック組が【0.1.1.5】。勝ち星はなく、連対率14.3％・複勝率28.6％。３着以内馬はともに１番人気に支持されていた。香港のクイーンエリザベス２世Ｃ組は【0.1.0.3】で、連対率・複勝率25.0％。前走海外組はのべ【0.3.1.12】で、勝ち馬が出ていない。

４）牝馬と前走３番人気以内馬に注目

出走馬の中で牝馬はのべ【1.3.4.11】。16年マリアライトが勝利し、複勝率42.1％と非常に高い。昨年はヴィブロスが４着だったが、13年〜17年にかけて毎年１頭は３着以内に入っていた。

前走人気別成績は、前走１番人気だった馬が【3.3.3.16】。16年マリアライトら３勝で、連対率24.0％・複勝率36.0％。前走２番人気馬は【2.1.2.14】で、15年ラブリーデイら２勝で複勝率26.3％。前走３番人気馬は【3.1.1.16】で、一昨年のサトノクラウンら３勝。これら前走３番人気以内だった馬が好成績をあげている。なお、前走４番人気以下だった馬は【2.2.3.57】で、３着以内に入った７頭中５頭は過去にＧ１での連対実績があった。

【宝塚記念過去10年】

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