第60回 宝塚記念 血統分析｜G�T特集

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父ステイゴールドで母父その他の系統のスティッフェリオが穴で面白い

1）ＳＳ系とキングカメハメハ産駒の争い

ナスルーラ系以外の勝率は大差ないが、３着以内馬の６割がサンデーサイレンス系（ＳＳ系）。中でもステイコールド産駒が４頭で５勝と好相性だ。キングカメハメハ産駒も４連対、６番人気以下で２勝なので要注目だ。

○プラス評価……父ＳＳ系（特にステイゴールド）／父キングカメハメハ
　●マイナス評価…父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父はマイナー系がベターか

母父が「その他の系統」の５勝は、いずれも父ステイゴールド。この配合が見当たらないなら母父ミスタープロスペクター系が選択肢の一番手だろう。それ以外は勝率が低くて中心には推しにくい。

◎プラス評価……父ステイゴールド×母父その他の系統
　○プラス評価……母父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…母父が上記以外

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）ノーザンダンサーのインブリードを探せ

勝ち馬９頭すべてがノーザンダンサーのインブリードを４〜５代前に持っている。また９頭中６頭は母母父がノーザンダンサー系。この２つの条件も勝率を高めてくれるようだ。

◎プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり（４×４、４×５、５×５）／母母父がノーザンダンサー系
　●マイナス評価…ノーザンダンサーの血を持たない

4）配合にも注意したい

勝ち馬のうち、ドリームジャーニー、アーネストリー、オルフェーヴル、ゴールドシップ、ラブリーデイ、マリアライトは、父・母父とも2400ｍ以上のＧ１勝ち馬。つまり「長距離型×長距離型」という配合だ。またサトノクラウンは父がマイルＧ１勝ち馬×母父が短距離重賞ウィナー、ミッキーロケットも父がマイルＧ１勝ち馬×母父が短距離重賞ウィナー。この配合も走れる。

【勝ち馬９頭の父・母父重賞実績】

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◎プラス評価……父が長距離型×母父も長距離型
　○プラス評価……父がマイルＧ１勝ち馬×母父が短距離重賞ウィナー

結論

プラス評価の条件をもっとも満たすのはスティッフェリオ。父ステイゴールド、母父はその他の系統でキングジョージ勝ち馬のMtoto、母母父がノーザンダンサー系Cape Cross。５代前までにノーザンダンサーのインブリードはない（５×６）が、穴として面白い存在。

次いでキセキ。父ルーラーシップはキングカメハメハの子で2400ｍＧ２馬、母父はディープインパクト、ノーザンダンサーの５×５インブリードという血統だ。

【スティッフェリオの血統表】

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