ヴィクトリアマイル2022 血統分析｜G1特集

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父、母父ともに東京マイルＧ１実績があるソダシが中心！

1）勝利数ならＳＳ系、率ならノーザンダンサー系

過去10年でサンデーサイレンス（ＳＳ）系が７勝、勝ち星はトップ。ノーザンダンサー系は２勝ながら率的にはＳＳ系を上回る。この両者が一歩リードか。

〇プラス評価……父ＳＳ系／父ノーザンダンサー系
　●マイナス評価…父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父としてはヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系が優位

母父の系統別成績は、ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系が２勝で勝率16.7％・連対率33.3％・複勝率50.0％、ミスタープロスペクター系が３勝で勝率10.3％。この２系統を上位に見たい。

〇プラス評価……母父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／母父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…母父がマイナー血統

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）３歳春実績型×マイル型or北米ダート型の配合がベスト

　

勝ち馬の父は芝1600ｍまたは2400ｍＧ１の勝ち馬ばかり。３歳春までにＧ１を勝っていれば強調材料だ。いっぽう母父はマイル路線で実績を残した馬と、北米ダート中距離型に分けられる。こうした配合には要注目だ。

◎プラス評価……父が３歳春までに芝1600ｍまたは2400ｍＧ１を勝利
　◎プラス評価……母父がマイル重賞または北米ダート中距離Ｇ１を勝利

　

【勝ち馬の父・母父】

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4）質のいい牝系出身で、マイル適性があればベター

ホエールキャプチャの曾祖母はタレンティドガール、ヴィルシーナの四代母は米古馬牝馬チャンピオン。ストレイトガールの近親にはシャダイカグラ、アドマイヤリードの近親には愛セントレジャー勝ち馬がいる。ジュールポレールの兄はマイルＣＳ勝ち馬サダムパテックで、ノームコアは近親にフサイチリシャールがいて妹はクロノジェネシス、アーモンドアイは母がフサイチパンドラ、グランアレグリアの母は芝のマイルＧ１を２勝している。いずれも母系は良質。マイルＧ１で勝ち負けできる潜在能力があればさらに強調できる。

◎プラス評価……母系が優秀／母系からマイル重賞勝ち馬が出ている

結論

父はホエールキャプチャと同じクロフネ、母父はミスタープロスペクター系でＮＨＫマイルＣの勝ち馬キングカメハメハ、近親にチューリップ賞１着のメイケイエールがいるなど、プラス条件をまんべんなく満たすのがソダシ。まずは中心だろう。

これを追うのが母父シンボリクリスエス（勝率の高いヘイルトゥリーズン系）の２頭。ソングラインは父が日本ダービー馬キズナ（ＳＳ系）、四代母が愛1000ギニーなどマイルＧ１を３勝と、このレース向きの血統だ。マジックキャッスルも父がディープインパクト、母は桜花賞３着、祖母は伊1000ギニー勝ち馬で侮れない。

デアリングタクトは母父キングカメハメハ、祖母がＮＨＫマイルＣで２着といった点は評価できるものの、父がＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系という点が、どうか。

【ソダシの血統表】

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