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21年桜花賞以来のG1制覇を目指すソダシ
昨年のチャンピオンズCは12着と大敗したが、前走もダートのフェブラリーSに出走。ハナをテイエムサウスダンに譲って2番手から追走し、最後は3着と粘り込んだ。コーナーが2回のマイル戦という舞台そのものが合っているのだろう。ダートのG1でも結果を残したのは立派だ。今回の芝1600mはアルテミスS、阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞(コースレコード)を勝っていて、3戦3勝と負けていない。天気予報によるとパンパンの良馬場にならない可能性が高いのは残念だが、堂々と自分の競馬をして勝利を目指したい。
昨年の富士Sを勝利したソングライン
昨春は桜花賞で15着と惨敗した後、NHKマイルCで大きな変わり身をみせ、シュネルマイスターとハナ差の2着に好走した。秋以降もマイル以下の路線に進むと、富士Sでは古馬を撃破して重賞初制覇。続く阪神Cは15着と大きく崩れたが、前走はサウジアラビアの1351ターフスプリントという重賞(G3)に出走し、見事勝利した。これで左回りの成績は【4.2.1.0】(うち海外1勝)と非常に優秀。G1でも勝ち負けができそうな力を持っている。ただ、海外遠征明けなので、馬の状態は気になるポイント。順調そうではあるものの、レース当日まで注意したい。
昨年の紫苑Sを制したファインルージュ
ソングラインと同じキズナ産駒の4歳牝馬で、本馬もG1初制覇を目指している。昨年の牝馬3冠の成績は桜花賞3着、オークス11着、秋華賞2着。距離が長すぎたオークスは崩れてしまったが、他の2戦は堅実な末脚でよく頑張った。今年初戦は東京新聞杯に出走。イルーシヴパンサーの強烈な追い込みに屈したものの、1分32秒6(良)のタイムで走り、1番人気で2着。古馬の芝マイル路線でも十分通用するメドは立った。今回、実力伯仲の好メンバーがそろい、どの馬をマークすべきか難しいかもしれないが、末脚勝負にかけて勝利をつかみたい。
今年初戦の金鯱賞では、ジャックドールが1分57秒2(良)のコースレコードをマークして逃げ切る展開での2着。前走大阪杯は人気のエフフォーリアとジャックドールが敗れる展開になったので勝ちたかったが、ポタジェの末脚に屈して2着と惜敗した。21年の大阪杯を勝ってからは勝ち星から遠ざかっているが、近2走のレース内容はいいので、近いうちに勝てそうな雰囲気がある。ただ、今回の東京は初めて。マイル戦も久々で、重賞では初経験となる。前進気勢が強いタイプなので、距離は大丈夫そうだが、直線が長いコースでどうなるかは見もの。
2020年に無敗で牝馬3冠を達成。同年のジャパンカップで3着と敗れて初黒星を喫したが、アーモンドアイ、コントレイルと激突した一戦は、名勝負と呼ぶにふさわしいレースになった。21年は金鯱賞2着、香港のクイーンエリザベス2世カップ3着の後、脚部不安を発症して長期休養へ。約1年1か月のブランクを経て、今回久々に戦線復帰する。調教はしっかり積まれているものの、今までの休み明けとは事情が違うので、いきなりエンジン全開の走りができるかどうか。当然、好結果は期待されているが、まずは無事に走り切ってもらいたいところ。