第16回 ヴィクトリアマイル 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
ヴィクトリアマイルを丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気アーモンドアイが４馬身差の圧勝。２着に４番人気サウンドキアラ、３着には５番人気ノームコアが入った。

１）順当か波乱か、両極端な一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【2.3.0.5】。昨年のアーモンドアイら２勝をあげ、連対率・複勝率50％。２番人気馬は【1.0.1.8】で2011年アパパネの１勝のみ、複勝率も20％と低い。以下、５番人気馬が２勝、４・６・７・８・11番人気馬が１勝ずつ。11番人気馬は14年にヴィルシーナが勝利している。

２・３着馬も下位人気まで幅広く分布。15年には人気順で５→12→18番人気で決まり、３連単2070万5810円の大波乱となった。対して昨年は１→４→５番人気の順で、３連単7340円と堅くおさまっている。順当か波乱か、両極端な結果になることが多い一戦だ。

２）阪神牝馬Ｓ組は前走５番人気以内の馬に注目

前走レース別成績で、出走数最多の阪神牝馬Ｓ組は【4.4.4.59】。18年ジュールポレールら４勝をあげ、連対率11.3％・複勝率16.9％。この組の３着以内馬12頭のうち、勝ち馬４頭を含む９頭は前走阪神牝馬Ｓで５番人気以内に支持されていた。

中山牝馬Ｓ組は【2.1.1.12】で一昨年のノームコアら２勝をあげ、連対率18.8％・複勝率25.0％。この組の３着以内馬４頭中３頭は前走で４番人気以内に支持されていた。福島牝馬Ｓ組は【0.1.2.22】で勝ち星がなく、連対率4.0％・複勝率12.0％。ただし、３着以内に好走した３頭中２頭は11番人気以下の人気薄だった。

３）前走１着馬は不振傾向

前走着順別成績は、前走１着馬が【0.2.1.32】。意外なことに勝ち星がなく、連対率5.7％・複勝率8.6％と低い。前走２着馬は【1.2.3.19】で複勝率24.0％、前走３着馬は【0.1.3.7】で同36.4％。前走３着以内だった馬はわずか１勝にとどまっている。前走５着馬は12年ホエールキャプチャら２勝で、複勝率40％と優秀だ。

前走６着以下の馬はのべ【6.4.1.74】で昨年のアーモンドアイ（前走有馬記念９着）ら過半数の６勝をあげている。勝ち馬６頭は前走で上位５番人気以内に支持されていた。

４）リピーターの好走が目立つ

過去10年で複数回好走した馬はストレイトガール、ヴィルシーナ、ホエールキャプチャ、ジュールポレール、ノームコアの５頭。なかでもストレイトガールは15年・16年、ヴィルシーナも13年・14年と連覇を達成している。それぞれ２度目の優勝時が７番人気、11番人気と人気はなかった。

ホエールキャプチャも12年に優勝し、13年２着時が12番人気と人気薄で好走している。ジュールポレールも17年３着時が７番人気、18年は８番人気で勝利。ノームコアは一昨年１着、昨年３着はともに５番人気での好走だった。前走まで不振でもこの舞台で復活することが多く、リピーターの好走に注意が必要だ。

【ヴィクトリアマイル過去10年】

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