宝塚記念2023 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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2023年 レース結果

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イクイノックス、圧倒的人気に応えて大外から差し切る！

第64回宝塚記念はC.ルメール騎手騎乗の1番人気イクイノックスが後方追走から、最後の直線は大外を通ってまとめて差し切り優勝を果たした。勝ち時計は2分11秒2（良）。鞍上のルメール騎手は21年クロノジェネシスに続き、このレース2勝目。本馬を管理する木村哲也調教師は、このレース初勝利となった。

2着はクビ差で池添謙一騎手騎乗の10番人気スルーセブンシーズ。3着は1馬身差で鮫島克駿騎手騎乗の2番人気ジャスティンパレス。

レース展開・総括

ユニコーンライオンが淀みないペースで引っ張る

スタートで大きな出遅れはなかった。15番ユニコーンライオンと17番ドゥラエレーデが飛び出して前へ。ユニコーンライオンが単独で先頭に立って1コーナーをカーブした。1馬身差の2番手にドゥラエレーデ。1馬身差で3番手に2番カラテと14番ブレークアップが並んで追走。差がなく先団から12番アスクビクターモア、それから3番ダノンザキッド。1馬身差で1番ライラック、10番ディープボンド、13番ジオグリフが並んで追走。1馬身半差で中団に7番プラダリア、内に4番ボッケリーニ、16番モズベッロがかたまって追走。1馬身差で後方にかけて9番ジャスティンパレス、8番ヴェラアズール。11番ジェラルディーナ、5番イクイノックスは後方2番手から。差がなく最後方から6番スルーセブンシーズという隊列になった。

前半1000m通過は58秒9で淀みないペース。先頭はユニコーンライオン、2番手はドゥラエレーデと隊列は変わらず。3コーナーを過ぎたところで、外からジェラルディーナが馬なりでポジションを上げてきた。イクイノックスはまだ後方だが外に出して、いつでも動ける構え。ジャスティンパレスはジョッキーが押っつけ気味になってスパートを開始した。

イクイノックスが大外から仕掛けて突き抜ける

イクイノックスは4コーナー手前で大外を回って動く。先団の外に取りついたジェラルディーナは、いい手ごたえで最後の直線に入っていった。内で応戦する先団勢だったが、脚色は馬場の中ほどよりも外の馬が優勢。特に大外のイクイノックスの伸びが良かった。それに対して懸命に食い下がるジャスティンパレスやジオグリフ。馬場の中からは馬群を割って、するするとスルーセブンシーズが伸びてきた。

しかし、外のイクイノックスの伸びが良く、スルーセブンシーズとの追い比べを制して先頭でゴール。3着にはジェラルディーナとの競り合いを制して、ジャスティンパレスが上がった。

国内外のG1・4連勝を果たす

イクイノックスは1周目のスタンド前で内に押し込まれて、位置取りはかなり後ろになったが、慌てずに脚を溜めて追走。勝負どころでの反応は良く、大外を回ってスパートして最後の直線に入ると、素晴らしい伸び脚を見せて鮮やかに突き抜けた。これで国内外のG1を4連勝。今年上半期も最高の結果で締めくくった。現役最強馬として秋以降の走りにも大きな期待がかかる。

スルーセブンシーズは道中イクイノックスよりも後ろ、最後方で追走。最後の直線はうまく捌いてあわや勝利かと思わせるシーンを作った。ジャスティンパレスは後半の追走が忙しそうだったが、最後まで粘り強くいい脚を使った。

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