高松宮記念2022 血統分析｜G1特集

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世界的名血でノーザンダンサーのインブリードを持つグレナディアガーズに期待！

1）ミスタープロスペクター系が上昇中

過去10年の勝率は、主要系統ではミスタープロスペクター系がトップ、近５年に限れば【4.3.2.24】で勝率12.1％とダントツだ。この勢いは無視できない。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…父サンデーサイレンス（ＳＳ）系以外のヘイルトゥリーズン系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父の血統と母系の優秀さも大切

母父成績はナスルーラ系とノーザンダンサー系の争いといえる。

またロードカナロア（祖母は米Ｇ１勝ち馬）、コパノリチャード（４代母は英オークス馬）、ビッグアーサー（曾祖母は米Ｇ１馬）、ファインニードル（母は仏Ｇ３馬）、ミスターメロディ（曾祖母は米Ｇ１馬）、ダノンスマッシュ（祖母は米Ｇ１馬）など、勝ち馬は母系も優秀だ。

○プラス評価……母父ナスルーラ系／母父ノーザンダンサー系
　○プラス評価……母系に欧米のＧ１勝ち馬がいる
　●マイナス評価…母父ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3)父・母父の短距離重賞での実績が重要

勝ち馬の父を見ると、短距離〜マイルＧ１の勝ち馬が多い。母父はトニービン以外すべて海外種牡馬で、ほとんどが短距離か米ダートでＧ１を勝っているのが特徴だ。

◎プラス評価……父が短距離〜マイルＧ１の勝ち馬
　◎プラス評価……母父が短距離かダートのＧ１馬で海外種牡馬

【勝ち馬の父・母父の現役時代実績】

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4）ノーザンダンサーの血も要チェック

勝ち馬の母の母の父を見ると、ノーザンダンサー系が４頭、その他の系統が４頭と、この２系統が主流。また勝ち馬10頭中８頭は５代前までにノーザンダンサーのインブリードを持っていた。

○プラス評価……母の母の父がノーザンダンサー系か、その他の系統
　○プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり

結論

ミスタープロスペクター系種牡馬の産駒は何頭か登録しているが、その他のプラス条件をあまり満たしていなかったり、マイナス評価に該当したりで食指が動かない。せいぜい父ロードカナロアでノーザンダンサーのインブリードあり、母母父その他の系統というダイアトニックくらいか。

ならばグレナディアガーズ。父Frankelは英2000ギニーなどを勝利、母父Harlington（ミスタープロスペクター系）は米ダートＧ２勝ち馬、母は米ＢＣフィリー＆メアスプリント勝ち馬。ノーザンダンサーのインブリードを持ち、母母父もノーザンダンサー系。特にマイナス要素がなく、プラス要素を数多くクリアしている。

次いでレシステンシア。父がダイワメジャー、母はアルゼンチンＧ１馬、母父はノーザンダンサー系海外種牡馬で1200ｍＧ２勝ち馬、ノーザンダンサーのインブリードあり、母母父はノーザンダンサー系という血統だ。昨年も推奨して僅差２着と頑張ってくれた。

【グレナディアガーズの血統表】

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