スプリンターズステークス2023 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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2023年 レース結果

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ママコチャ、接戦を制してビッグタイトルを獲得！

第57回スプリンターズSは川田将雅騎手騎乗の3番人気ママコチャが先団で追走し、最後の直線での競り合いを制した。勝ち時計は1分08秒0（良）。重賞初制覇がG1となった。鞍上の川田騎手は2018年ファインニードルに続きこのレース2勝目。本馬を管理する池江泰寿調教師は、22年ジャンダルムに続き本競走連覇となった。

2着はハナ差で坂井瑠星騎手騎乗の6番人気マッドクール。3着は1馬身差で浜中俊騎手騎乗の1番人気ナムラクレア。

レース展開・総括

ジャスパークローネが速いペースで引っ張った

16番モズメイメイが好スタートを切ったが、押して押して13番ジャスパークローネが先手を奪った。内から2番テイエムスパーダが応戦するも2番手で我慢。3番手に控えたモズメイメイ。4番手には10番マッドクールがつけ、その後ろに1番ナムラクレア、6番ママコチャ、8番メイケイエールがかたまって追走。3馬身差でちょうど中団にポツンと3番ピクシーナイト。2馬身差で5番ウインマーベル、4番ナランフレグ、12番ドルチェモアがほぼ並ぶ形で追走。3馬身差で後方にかけて7番オールアットワンス、9番アグリ。3馬身切れて14番エイシンスポッター、15番キミワクイーン。1馬身半差で最後方から11番ジュビリーヘッドという隊列になった。

前半600m通過は33秒3で速いペース。先頭のジャスパークローネに対し、外から抜群の手ごたえでママコチャが接近。テイエムスパーダを交わして2番手に上がった。ナムラクレアはジョッキーの手が動き、同馬の外からまくり気味にきたメイケイエールの勢いが良かった。

マッドクールとの際どい争いを制す

ジャスパークローネとママコチャがほぼ並んで最後の直線へ。この両馬の間のスペースをマッドクールとナムラクレアが狙った。残り200mを過ぎてもジャスパークローネが先頭で粘る。しかし、ママコチャがじわじわと脚を伸ばして坂を駆け上がる。マッドクールがママコチャの内で食い下がり、外からはナムラクレアの伸び。ママコチャとマッドクールがジャスパークローネを競り落とした後、ゴールまで激しく競り合った。最後はかなり際どい争いになったが、外のママコチャがハナ差で勝利した。ナムラクレアは無念の3着。

良血馬が1200mで素質開花

全姉にソダシがいる良血馬ママコチャは、距離1200mで素質が開花。重賞初制覇がG1となった。速い先行馬が揃っていたなか、スムーズに先団を取って追走。4コーナーから最後の直線にかけての手ごたえは抜群だった。終いもしっかりと脚を伸ばし、マッドクールとの激戦を制した。

そのマッドクールは悔しい2着。前走CBC賞は9着と敗れてしまったが、今回は本来の走りができた。ナムラクレアはまたもやG1制覇はならず。最後まで懸命に脚を伸ばしているが、もうワンパンチが足りなかった。

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