秋華賞2022 血統分析｜G1特集

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プラス条件が多いスターズオンアースが牝馬三冠達成の可能性十分！

1）ディープインパクト好調もサンデーサイレンス系全体としては連軸向け

サンデーサイレンス系が常に連対しているものの、勝率は平凡。６勝中５勝のディープインパクトだけが際立っている印象で、それ以外のサンデー系は連軸向けといえる。

◎プラス評価……父ディープインパクト
　○プラス評価……父サンデーサイレンス系（ただし連軸として）

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）2400ｍ以上で勝ち負けできる底力が必要

勝ち馬の父には、三冠馬ディープインパクト、天皇賞・春のスズカマンボ、キングジョージ１着のハービンジャー、凱旋門賞馬バゴ、菊花賞馬エピファネイアなど長距離Ｇ１で活躍した顔ぶれが目立つ。アーモンドアイの父ロードカナロアは短距離馬だったが、アーモンドアイ自身が東京・芝2400ｍのオークス勝ち馬である。血統的な芝2400ｍ適性（特に東京・欧州）、または長距離適性は、ほぼ不可欠だ。

◎プラス評価……父に東京または欧州・芝2400ｍでの実績がある
　〇プラス評価……父に3000ｍ級Ｇ１での実績がある
　●マイナス評価…父にも自身にも芝2400ｍ以上の実績がない

3）母〜四代母に重賞勝ちがあればベター

フサイチパンドラの子アーモンドアイやアパパネを母に持つアカイトリノムスメなど、近年は一線級牝馬の産駒が勝利。過去10年を見ても、筋の通った牝系の出身であることが望ましいだろう。

◎プラス評価……母〜四代母または近親に重賞ウィナーがいる

　

【勝ち馬（過去10年）の母系　重賞実績】

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4）母父はマイル前後で活躍した馬がベスト。母の母の父も重要

母父成績は、好走数としてはノーザンダンサー系が上位ながら、他の系統と率的な差はない。母父を個別に見ると、Bertolini、グラスワンダー、フレンチデピュティ、Gold Away、Machiavellian、クロフネ、キングカメハメハと、芝またはダートのマイル前後で活躍したタイプが目立つ。

また勝ち馬の「母の母の父」を見ると、４頭がノーザンダンサー系、３頭がミスタープロスペクター系、２頭がサンデーサイレンス。Nureyevやサンデーサイレンスなど、欧米の年度代表馬クラス、歴史的な種牡馬、Ｇ１馬が多い点も見逃せない。

◎プラス評価……母父がマイル前後で活躍
　◎プラス評価……母の母の父が欧米の年度代表馬クラスや歴史的な大種牡馬
　〇プラス評価……母の母の父がノーザンダンサー系／ミスタープロスペクター系／サンデーサイレンス
　●マイナス評価…母父ナスルーラ系／母父その他の系統

　

【母父の系統別成績（過去10年）】

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結論

父スクリーンヒーロー×母パールコード（秋華賞２着馬）に文句のないアートハウスだが、母父ヴィクトワールピサはマイル実績に欠ける。ならば牝馬三冠のかかるスターズオンアースが上位。父がドゥラメンテ、母父はマイルＧ３勝利、祖母は名牝Stacelitaで、母母父以外のプラス条件をほぼ満たしている。

出走がかなえば魅力があるのがパーソナルハイ。父がディープインパクト、母は米Ｇ１馬、母父は米ダート1400ｍのＧ１勝利、母母父は全米年度代表馬にも輝いたTiznowと、勝って不思議のない血統構成だ。

スタニングローズは父キングカメハメハ、母父クロフネ、祖母ローズバド、近親にローズキングダム、母母父サンデーサイレンス。ナミュールは父ハービンジャー、母父ダイワメジャー、曾祖母キョウエイマーチ、母母父フレンチデピュティ。この２頭も好走の可能性を秘める。

【スターズオンアースの血統表】

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