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スターズオンアース 史上7頭目の牝馬3冠を目指す

スターズオンアース
牝馬クラシック2冠を達成したスターズオンアース

過去にJRAの牝馬3冠を達成した馬はメジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、デアリングタクトの6頭。本馬は史上7頭目の快挙を目指すことになる。春のクラシックを振り返ると桜花賞は7番人気、オークスは3番人気と評価はあまり高くなかったが、堅実な末脚と勝負根性、大一番の底力を披露。通算成績7戦3勝、複勝率100%の安定感も光り、阪神芝2000mも心配はなさそうだ。ただ、6月に両前脚の剥離骨折手術を行い、今回は休み明けでの出走となる。追い切りの動きやレース当日の気配には注意したい。

スタニングローズ 牝系が優秀で能力も高い

スタニングローズ
紫苑Sを勝利したスタニングローズ

祖母にローズバド(2001年秋華賞2着など)がいる優秀な牝系で、本馬も高いポテンシャルとレースセンスを持っている。春はフラワーCでうまい立ち回りを見せて重賞初制覇を飾ると、オークスは10番人気ながら2着と好走。最後はスターズオンアースとの追い比べに敗れたが、東京の長い直線を馬場の真ん中から堂々と抜けてきた。前走紫苑Sは大外枠でスタートも遅かったが、抜群の二の脚で好位に取りつき、最後はクビ差ながら競り勝った。阪神芝2000mの適性はスターズオンアースよりも高いかもしれない。勝機は十分あるだろう。

アートハウス 芝2000mで3勝をマーク

アートハウス
ローズSを快勝したアートハウス

母のパールコードは2016年秋華賞でヴィブロスの2着と涙を呑んだ馬。娘は果たして勝利することができるかという点においても注目の一戦だ。2走前のオークスは3番手から強気の動きで勝ちにいくも、最後の直線で伸びを欠いて7着に敗退。結果的には早めの仕掛けが裏目に出て、後ろにいたスターズオンアースやスタニングローズの格好の標的になった印象だ。距離2400mも若干長かったかもしれない。前走ローズSは完勝し、非常にいい形で最後の1冠を迎えられる。3勝を挙げている芝2000mが一番合っていて、阪神替わりも歓迎だ。

 
ナミュール オークス3着と地力を示す

8枠18番・1番人気で出走した桜花賞は、馬場の外目が内目に比べて明らかに伸びない状態だったこともあり、末脚は不発に終わり10着と敗れてしまった。前走オークスでは中団で追走し、最後の直線は馬場の内目からしぶとく末脚を伸ばして3着と好走。桜花賞が力負けではなかったことを証明したと言えるだろう。ハービンジャー産駒なので距離2000mの心配はないが、内回りの阪神芝コースをどうこなすかが鍵。あまり器用なタイプではなさそうなので、包まれづらく、勝負どころで動きやすい外目の枠の方が競馬はしやすいかもしれない。

ウインエクレール 阪神芝2000mで魅力のディープインパクト産駒

半兄に香港の国際G1を2勝・中山記念連覇などの実績を挙げたウインブライト(父ステイゴールド)がいる血統。本馬もウインブライト同様、鋭い瞬発力よりも長くいい脚を使うタイプで、小回り中距離の適性が高い。阪神芝2000mで行われた昨年の秋華賞をアカイトリノムスメ(父ディープインパクト)が制している点もポイントで、メンバー中唯一のディープインパクト産駒である本馬に注目してみたいところ。前走STV賞(3勝クラス・札幌芝1800m)は惜しくも2着ながら、古馬を相手に自分の競馬はできた。今回も好位で立ち回り、しぶとい脚を活かしたい。