皐月賞2023 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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2023年 レース結果

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ソールオリエンス、大外からまとめて差し切り無敗で皐月賞を制す！

第83回皐月賞は横山武史騎手騎乗の2番人気ソールオリエンスが後方で追走し、最後の直線は大外に持ち出されると凄い伸び脚でまとめて差し切り優勝。3戦3勝でG1初制覇を果たした。勝ち時計は2分00秒6（重）。鞍上の横山騎手は2021年エフフォーリアに続きこのレース2勝目。本馬を管理する手塚貴久調教師は、このレース初勝利となった。

2着は1馬身1/4差で松山弘平騎手騎乗の5番人気タスティエーラ。3着は1馬身3/4差でC.ルメール騎手騎乗の1番人気ファントムシーフ。

レース展開・総括

グラニットが速いペースで引っ張った

スタートは2番ワンダイレクト、8番トップナイフの出だしがやや遅れた。気合いを入れられて13番グラニットが前へ。内に入り先頭で1コーナーをカーブした。その後ろは2馬身差で3番グリューネグリーンと15番ベラジオオペラがつけたが、外から16番タッチウッドが掛かり気味に交わしていき2番手へ。12番ダノンタッチダウンは4番手につけて先頭集団を形成。2馬身差で9番ホウオウビスケッツと14番タスティエーラ。さらに2馬身差で中団に10番ラスハンメル。1馬身半差で17番メタルスピード、それから5番フリームファクシ、7番ファントムシーフと隊列は縦長。その後ろは1馬身差で4番ショウナンバシット、差がなく11番シャザーン、6番ウインオーディン。2馬身差で後方集団に1番ソールオリエンス、ワンダイレクト、トップナイフと続き、3馬身差で最後方から18番マイネルラウレアという隊列になった。

グラニットのリードは1馬身ほどだったが、前半1000m通過は58秒5とペースは速かった。2番手のタッチウッド、3番手のベラジオオペラの手綱が動いて残り600mを通過。ダノンタッチダウンは苦しくなり後退。交わして外からタスティエーラがすっと動いて前へ進出。ファントムシーフは中団より後ろから外を回って進出。ソールオリエンスは後方2番手から大外を通って動いていった。

タスティエーラが抜け出すも外からソールオリエンス

4コーナーをカーブし、グラニットを交わしてタッチウッドが先頭で最後の直線へ。しかし、脚色は外の馬たちの方が良かった。ショウナンバシット、タスティエーラが馬場の中ほどから末脚を伸ばし、その外からはメタルスピードの追い上げ。ファントムシーフもしぶとく追い上げ、大外からはソールオリエンスが凄い瞬発力を繰り出して飛んできた。

坂を駆け上がりタスティエーラが先頭。しかし、ソールオリエンスが凄まじい伸び脚でグングンと差を詰めると、豪快に差し切り先頭でゴールイン。2着にタスティエーラ。3着はメタルスピードを際どく交わしたファントムシーフが上がった。

無敗のクラシック2冠制覇の期待もかかる

雨は上がった状態でレースはできたが、前日の雨が残り重馬場でのレースとなった。1枠1番のソールオリエンスはスタートしてポジションを下げると同時に、なるべく馬場のいい外を走りながら追走した。残り600mからスパートをかけて、最後の直線は大外に持ち出されると、素晴らしい決め手で差し切った。京成杯で見せた末脚の爆発力をここでもいかんなく発揮し、本当の力を見せつけた。東京芝2400mでのパフォーマンスも本当に楽しみ。無敗でのクラシック2冠制覇の可能性も十分期待させる、圧巻の走りだった。

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