大阪杯2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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ポタジェ、追い比べを制して重賞初制覇がG1！

第66回大阪杯は吉田隼人騎手騎乗の8番人気ポタジェが先団勢を見ながら追走し、最後の直線は激しい追い比べを制して優勝。重賞初制覇がG1という快挙を果たした。勝ち時計は1分58秒4（良）。鞍上の吉田騎手、本馬を管理する友道康夫調教師ともにこのレースは初勝利となった。

2着はクビ差で川田将雅騎手騎乗の3番人気レイパパレ。3着はハナ差で武豊騎手騎乗の7番人気アリーヴォ。なお、1番人気に支持されたエフフォーリアは9着に敗れた。

レース展開・総括

ジャックドールが速い流れで引っ張った

スタートは13番キングオブコージ以外はきれいに揃った。内から気合いを入れて4番ジャックドールが行き、外からは14番レイパパレと15番アフリカンゴールドも勢いよく飛び出していった。しかし、ジャックドールが先頭を取り切り、1馬身半ほどのリードで1コーナーをカーブ。アフリカンゴールドが2番手、1馬身差で3番手に7番ウインマリリンとレイパパレがほぼ並んだ。2馬身差で8番ポタジェと12番ショウナンバルディ。4馬身切れて中団に10番ヒシイグアス。さらに1馬身差で3番ヒュミドール、6番エフフォーリアと続いた。それから1馬身差で9番アリーヴォ、11番ステラリア。1馬身半差で後方集団は16番マカヒキ、1番スカーフェイス、5番アカイイト、最後方から2番レッドジェネシスという隊列になった。

前半1000m通過は58秒8。ジャックドールは1馬身のリードで手ごたえに余裕はあるものの、ペースはやや速かった。アフリカンゴールドが2番手でつっつき、残り800mを通過。レイパパレが3番手に上がり、その後ろからはポタジェが追走。エフフォーリアは中団よりやや後ろで、外からいつでも動けそうな態勢にみえた。

ゴール前で3頭による競り合いを制す

ジャックドールは4コーナーを回り、レイパパレ以下も離されずにスパートを開始。エフフォーリアはジョッキーの手綱が動いたが、反応が悪く、前との差を詰め切れずに最後の直線に入った。

ジャックドールはラチ沿いを通り、先頭で1馬身のリード。馬場の3分どころを通り、レイパパレがじわじわと脚を伸ばした。その後ろからはポタジェやアリーヴォ、ヒシイグアスが追い出されて懸命に脚を伸ばす。エフフォーリアは完全に後方馬群に沈んでしまった。

残り200mを過ぎるとジャックドールを交わしてレイパパレが先頭へ。その横からポタジェが末脚を伸ばして併せ馬になった。さらに外からアリーヴォもグイグイと末脚を伸ばし、最後は3頭がほぼ並んでゴールしたが、真ん中のポタジェが制した。

上位人気2頭が消えてまさかの波乱

エフフォーリアとジャックドールがかなり人気を集めていたが、ともに馬券圏外に敗れるという波乱の決着になった。ジャックドールは終始アフリカンゴールドに絡まれる展開となり、ペースが速く、苦しくなった印象。一方、エフフォーリアの敗因は不明。4コーナーで前に上がっていくときの脚もなかった。

勝ったポタジェは前走金鯱賞が4着ながら、上がり3ハロンはメンバー中最速だった。今回はジャックドールについていき、レイパパレとともに前めの位置でレースを進める作戦がうまくいった。レイパパレは惜敗で連覇ならず。アリーヴォはまとめて差し切ってもおかしくない、いい末脚をみせた。

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