大阪杯2022 血統分析｜G1特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> 大阪杯　> 2022　> 血統分析

母母父ナスルーラ系でノーザンファーム生産馬のポタジェが面白い！

1）ＳＳ系が10連勝中。毎年複数頭が馬券に絡む

Ｇ２当時（2012〜2016年）を含めて勝ち馬の父はサンデーサイレンス（ＳＳ）系のみ。父ＳＳ系は９年連続で複数頭が馬券に絡んでおり、１・２・３着独占も２回ある。まずはＳＳ系を中心に見ていいだろう。

◎プラス評価……父ＳＳ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

【過去10年の連対馬の父と母父】

この表は右にスクロールできます。

2）母父としては３系統が互角

母父としてはノーザンダンサー系が４勝、ミスタープロスペクター系が３勝、ナスルーラ系が２勝。この３系統は率的にもほぼ互角だ。ただしＧ１昇格後・近５年の勝率はsノーザンダンサー系の5.3％に対してナスルーラ系が22.2％、ミスタープロスペクター系が11.1％と高くなっている。

◎プラス評価……母父ナスルーラ系／母父ミスタープロスペクター系
　〇プラス評価……母父ノーザンダンサー系
　●マイナス評価…母父ＳＳ系

【母父の系統別成績（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

3）父は芝中長距離型×母父はダート中距離型という配合がベターか

１着馬の父は、ブラックタイドを除けば2400ｍ以上のＧ１実績を持つ馬ばかり。Ｇ１昇格後・近５年の連対馬も同じ傾向を示している。

同じく近５年の連対馬の母父を見ると、なぜかダート中距離で活躍した馬が多い。アルアインとラッキーライラックの母が米Ｇ１勝ち馬という点も考え合わせると、北米ダート型の母父や母を重視したくなる。

◎プラス評価……父が2400ｍ以上のＧ１勝ち馬
　◎プラス評価……母父・母が北米ダートＧ１勝ち馬

　

【過去５年の連対馬　父・母父の現役時実績】

この表は右にスクロールできます。

4）ノーザンファーム生産馬と母母父ナスルーラ系に要注目

近５年の連対馬10頭中６頭がノーザンファーム生産馬。大阪杯向きの繁殖牝馬を数多く擁しているといったところか。また勝ち馬５頭中４頭の母母父がナスルーラ系（残り１頭は母父がナスルーラ系）という点も特筆事項だ。

〇プラス評価……ノーザンファーム生産馬
　〇プラス評価……母母父がナスルーラ系

結論

父は2400ｍ以上のＧ１を勝ったＳＳ系×母父は北米ダートで活躍したナスルーラ系／ミスタープロスペクター系／ノーザンダンサー系、母母父がナスルーラ系でノーザンファーム生産馬。これが理想的な血統構成・生い立ちだ。

エフフォーリアは父その他のヘイルトゥリーズン系×母父ＳＳ系で大いに不安。ジャックドールは父が、アカイイトは母父がその他のヘイルトゥリーズン系で、これらも強くは推せない。

連覇を目指すレイパパレと同等以上に面白そうなのが父ディープインパクト×母父Awesome Again（ノーザンダンサー系／ＢＣクラシック勝ち馬）のポタジェ。母母父がナスルーラ系でノーザンファーム生産馬という点もいい。

父ディープインパクト×母父フレンチデピュティのマカヒキ、父ハーツクライ×母父Bernstein（欧州芝タイプだが産駒にＢＣマイル勝ち馬がいる）のヒシイグアスも、母父ノーザンダンサー系、母母父ナスルーラ系でノーザンファーム生産馬だ。

【ポタジェの血統表】

この表は右にスクロールできます。