優駿牝馬（オークス）2022 血統分析｜G1特集

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父が2400ｍのＧ１勝ち馬でノーザンファーム生産馬のナミュールに期待！

1）ディープインパクト産駒に要注目

アベレージが突出した系統はない。ただし４勝・２着５回のディープインパクト産駒には要注目だ。

◎プラス評価……父ディープインパクト
　●マイナス評価…父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父はノーザンダンサー系かヘイルトゥリーズン系がベター

母父成績は、安定感ならノーザンダンサー系、勝率ではサンデーサイレンス（ＳＳ）系以外のヘイルトゥリーズン系がリード。特に父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系という配合は５勝・勝率10.4％、父ＳＳ系×母父ヘイルトゥリーズン系が２勝・勝率18.2％と優秀だ。勝ち馬10頭中９頭が５代前までにノーザンダンサーのインブリードを持っていた点も特記事項だろう。

◎プラス評価……父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系またはヘイルトゥリーズン系
　◎プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり
　●マイナス評価…母父ナスルーラ系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）父の距離適性と生産者が重要

勝ち馬10頭の父は７頭。うち５頭は芝2400ｍ以上のＧ１勝ち馬だ。残り２頭はマイルＧ１の勝ち馬で、その父が2400ｍのＧ１を勝っている。またノーザンファーム生産馬が【5.6.7.40】、社台ファーム生産馬が【2.2.0.22】と、この２つの牧場で３着以内馬の約７割を占めている点も見逃せない。

◎プラス評価……父が芝2400ｍ以上Ｇ１の勝ち馬
　○プラス評価……父がマイルＧ１勝ち馬／その父が芝2400ｍ以上Ｇ１の勝ち馬
　○プラス評価……ノーザンファーム生産馬と社台ファーム生産馬

4）母父・母の実績も重要

勝ち馬の母父は10頭中５頭が海外種牡馬、３頭が輸入種牡馬で、すべて欧米の重賞勝ち馬。残る２頭は外国産馬グラスワンダーと持ち込み馬のキングカメハメハで、全体として「ベースは海外。マイル以下で活躍」というイメージが強い。勝ち馬10頭の母母父も海外種牡馬・輸入種牡馬だ。

勝ち馬は母系も優秀。母〜祖母あたりが重賞ウィナーなら強調材料となりそうだ。

◎プラス評価……母父が海外種牡馬か輸入種牡馬でマイル前後の重賞勝ち馬
　◎プラス評価……母母父が海外種牡馬・輸入種牡馬
　◎プラス評価……母〜曾祖母がＧ１勝ち馬

【勝ち馬の母父の短距離実績／母系の活躍馬】

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結論

プラス要素ばかりの馬は見当たらず、どの馬もマイナス点を抱える。その中ではナミュールが比較的キズの少ない存在。父ハービンジャーはキングジョージ勝ち馬、母父ダイワメジャーはマイルＧ１勝ち馬（ただし内国産）、曾祖母は桜花賞馬キョウエイマーチ、母母父は輸入種牡馬フレンチデピュティ、ノーザンダンサーのインブリードを持っていてノーザンファームの生産馬だ。桜花賞では期待を裏切ったが、巻き返しも十分に考えられる。

【ナミュールの血統表】

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