第81回 優駿牝馬（オークス） 血統分析｜G�T特集

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父ハーツクライ×母父ノーザンダンサー系のクラヴァシュドールに注目！

1）ディープインパクト産駒に要注目

アベレージ的にはサンデーサイレンス（ＳＳ）系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系の三つ巴だが、ＳＳ系は過去10年で１・２フィニッシュ５回、６番人気以下でも２勝など好相性が光る。特に４勝・２着４回のディープインパクトには要注目だ。

◎プラス評価……父ディープインパクト
　〇プラス評価……父ＳＳ系／父ミスタープロスペクター系／父ノーザンダンサー系
　●マイナス評価…父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系が圧倒的

母父成績はノーザンダンサー系がリード。特に父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系という配合は７勝、勝率14.3％で、オークスにおけるスペシャル配合だ。また勝ち馬11頭中、サンテミリオンを除く10頭が５代前までにノーザンダンサーのインブリードを持っていた。

◎プラス評価……父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系
　〇プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり
　●マイナス評価…母父ミスタープロスペクター系／母父ナスルーラ系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）父と母父の距離適性が重要

勝ち馬の父８頭中５頭は芝2400ｍ以上のＧ１勝ち馬。残り３頭のうち、Frankelは2000ｍなら勝ち鞍があり、父は英愛ダービー馬Galileo、ロードカナロアは父がキングカメハメハだ。

また勝ち馬の母父は11頭中10頭が海外種牡馬・輸入種牡馬で、すべて欧米の重賞勝ち馬。残る１頭、外国産馬グラスワンダーを含めマイル以下で活躍した馬が目立つ。

◎プラス評価……父が芝2400ｍ以上Ｇ１の勝ち馬
　○プラス評価……父の父が芝2400ｍ以上Ｇ１の勝ち馬
　◎プラス評価……母父が海外種牡馬か輸入種牡馬でマイル前後の重賞勝ち馬

【勝ち馬の母父の短距離実績】

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4）母母父と生産者も重要

勝ち馬11頭の母母父は、ナスルーラ系が４頭、ミスタープロスペクター系とノーザンダンサー系が各３頭、残り１頭はフォルリ系（その他の系統）で、全馬が海外種牡馬・輸入種牡馬。またノーザンファーム生産馬が【6.6.7.36】で勝率10.9％、社台ファーム生産馬が【4.2.1.24】で勝率12.9％と、この２つの牧場の成績は他の生産者を大きく引き離している。

◎プラス評価……母母父がナスルーラ系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系の海外種牡馬・輸入種牡馬
　◎プラス評価……ノーザンファーム生産馬と社台ファーム生産馬

結論

デアリングタクトは父がエピファネイア（ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系）、母父がミスタープロスペクター系キングカメハメハ、母母父がサンデーサイレンスと、オークス勝利例のない血統構成。その他の桜花賞組も多くが母父ミスタープロスペクター系で、買えるとすればノーザンファーム生産、父ディープインパクト、母父がダート６ハロンの重賞勝ち馬、母母父がノーザンダンサー系とプラス材料が多いサンクテュエールあたりか。デゼルは母父ナスルーラ系がマイナス、父スクリーンヒーローのウインマリリンも強くは推せない。

要注目は父ハーツクライ×母父ノーザンダンサー系の２頭。クラヴァシュドールは母父がサセックスＳ勝ち馬Giant's Causewayで、母母父はミスタープロスペクター系、ウーマンズハートは母父が仏2000ギニー勝ち馬Shamardal、母母父はノーザンダンサー系。桜花賞で大きく崩れなかったクラヴァシュドール（スティルインラブの下河辺牧場生産）を上位に見たい。

【クラヴァシュドールの血統表】

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