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G1特集 第81回 優駿牝馬(オークス)G1特集 第81回 優駿牝馬(オークス)

有力馬情報

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デアリングタクト 地力で圧倒して2冠制覇へ

デアリングタクト
桜花賞を優勝したデアリングタクト

前走桜花賞は中団追走から最後の直線で外に持ち出されると、素晴らしい伸びでレシステンシアらを差し切り優勝した。かなり水分を含んだ重馬場の影響で、多くの馬が伸びあぐねたはずだが、本馬は強靭な末脚を披露した。2走前のエルフィンSを好時計で4馬身突き抜けた力は本物だった。今回は距離が800m延びて、東京コースは初めてとなる。これまでのレースを見る限り折り合いは問題なさそう。脚を溜めていけば東京の長い直線でもいい脚を使えそうだ。未対戦のライバルはいるが、地力で圧倒して2冠制覇を目指す。

デゼル 極上の決め手を持つ良血馬

フィリーズレビューが行われた日の未勝利戦(阪神芝1800m)でデビュー。既走馬を相手に1番人気で勝利し、前走スイートピーSも勝った。短期間で結果を残し、オークスに駒を進めただけでも立派だ。今回、中2週のローテーションで再度の長距離輸送。相手も当然強化される。難しいレースにはなるが、それでも注目したい素質を持っている。前走でみせた柔らかくバネがあるフットワークが印象的。スローペースではあったが、上がり3ハロン32秒5の決め手は極上だ。母アヴニールセルタンはフランスの1000ギニーとオークスを優勝。血統も非常に魅力だ。

ミヤマザクラ クイーンCを優勝

前走桜花賞は先団で追走していたが、4コーナー手前で反応が鈍くなり最後の直線入り口では中団まで下がってしまった。そこからさらにズルズルと後退してもおかしくない雰囲気だったが、じりじりと脚を伸ばして最後は5着まで押し上げた。騎乗していた福永祐一騎手もコメントしていたが、重馬場でかなりのめっていたようだ。2走前のクイーンCでは2番手追走の積極策から勝利している。切れ味で勝負するタイプではないが、東京で重賞を勝っているのは大きい。芝2000mの重賞で好走経験がある点も強み。距離延長は歓迎かもしれない。

マルターズディオサ 折り合いがつけばチャンス

マルターズディオサ
チューリップ賞を制したマルターズディオサ

阪神ジュベナイルフィリーズではレシステンシアの2着と好走。チューリップ賞ではレシステンシアを3着に下して優勝と、同世代トップクラスのマイラーを相手に勝ち負けを演じてきた。前走桜花賞はいつものように好位から追走したものの、最後の直線は伸びを欠いて8着に敗れた。ペースが速く、道悪もこたえただろうか。デビュー以来連対を続けてきたが、初めて大きく崩れてしまった。一貫してマイル戦を使われいるように、おそらく同距離がベスト。気性的に距離延長は心配だが、折り合いがつくようであればチャンス。上位争いができそうだ。

サンクテュエール 併せ馬の形に持ち込みたい

サンクテュエール
シンザン記念を勝利したサンクテュエール

前走桜花賞は3番人気に支持されたが6着に終わった。好スタートを切って先団で追走し、4コーナーでの手ごたえは悪くなかった。しかし、最後の直線は残り100mあたりで伸びが止まった。のめっている感じではなかったが、水分を含んだ重い馬場の影響で脚が上がってしまったようだ。まず今回は良馬場での発走を願いたい。操縦性が高くレースセンスがあるタイプ。距離が延びても折り合いの心配はなさそう。早めに先団あたりにつけてレースの流れに乗れそうだ。シンザン記念を勝利したときのように、最後は併せ馬の形に持ち込むのが理想だ。

マジックキャッスル 東京でみせた非凡な瞬発力

前走桜花賞は後方追走から最後の直線にかけたが、伸びきれず12着に敗れた。ペースは速かったが、切れ味が身上のこの馬にとって重馬場は非常に厳しかった。力を出し切れず終わった参考外のレースとみていいだろう。2走前のクイーンCでは直線大外から物凄い末脚を繰り出して2着。勝ったミヤマザクラにクビ差及ばなかったが、非凡な瞬発力をみせた。ファンタジーSでも2着と、他の競馬場でもいい脚を使っているが、実際に東京の重賞で好走しているのは心強い。2400mの距離に対応できれば、大きく巻き返すことも可能だろう。

ウインマリリン フローラSを優勝

前走フローラSはインの4番手で追走。最後の直線では鞍上の指示に的確に従いラチ沿いへ。早めに抜け出す形にはなったが、後続の追撃を振り切って勝利した。横山武史騎手の好騎乗と馬のレースセンスが光った内容。人馬ともにうれしい重賞初制覇となった。2走前に勝利したミモザ賞でも抜け出した時の脚は鋭かった。芝2000mは3戦3勝。コースを問わず、この距離がピッタリという印象だ。今回は2400mだが、折り合い次第だろう。今回も内めの枠を引いて経済コースを通れるかどうか。相手は強くなるので、展開の利はほしい。

アブレイズ 人気薄で勝ち上がった2戦2勝馬

池江泰寿厩舎所属のキズナ産駒。同厩舎には評判が高い素質馬が多いイメージだが、本馬は新馬戦が6番人気、前走フラワーCは12番人気で勝利した。初戦の勝ち時計は地味だったが、前走のレース内容はインパクト十分だ。逃げた馬をマークしながら、ハイペースを2番手から追走。失速してもおかしくない展開だったが、最後の直線では追ってきた後続勢をねじ伏せた。長くいい脚が使えて、スタミナもありそうなタイプだ。距離延長は大丈夫だろう。ただ、スローペースで切れ味勝負になったときがどうか。対応できるかがカギだ。

クラヴァシュドール 東京の良馬場で見直す

前走桜花賞は中団馬群で追走していたが、道中で挟まれる不利があったようだ。しかし、そこから鞍上がうまく立て直して最後の直線は最内をついた。大外のデアリングタクトに比べると勢いはなかったが、本馬もじりじりと脚を伸ばして4着に食い込んだ。重馬場でもよく頑張ったと言えるだろう。新馬戦以来勝利はないが、重賞で強い馬を相手に安定した成績を続けている。4走前のサウジアラビアロイヤルCではサリオスの2着。上がり3ハロンは同馬と同じでメンバー中最速だった。東京の良馬場で見直してみたい1頭だ。

ウインマイティー 有力な忘れな草賞組

桜花賞と同じ日に行われた忘れな草賞を優勝した。レースはスローペースとなり4、5番手で追走。最後の直線は横一線の追い比べから、やや内に刺さりながらも鋭く抜けてきた。馬場が悪くて時計はかかったが、いい決め手を持っている。過去10年、忘れな草賞→オークスと連勝したのはラヴズオンリーユー(2019年)、ミッキークイーン(15年)、エリンコート(11年)の3頭。フローラS組(1勝)よりも勝ち馬を出している有力なローテーションだ。東京の良馬場でも高いパフォーマンスを発揮できれば、上位進出もありうる。