NHKマイルカップ2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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ダノンスコーピオン、力強く抜け出してG1初制覇！

第27回NHKマイルCは川田将雅騎手騎乗の4番人気ダノンスコーピオンが、先団を見ながら追走して外めから最後の直線に入ると、力強い末脚で抜け出して優勝。G1初制覇を飾った。勝ち時計は1分32秒3（良）。鞍上の川田騎手、本馬を管理する安田隆行調教師ともに本競走は初勝利となった。

2着はクビ差で横山典弘騎手騎乗の3番人気マテンロウオリオン。3着もクビ差で菅原明良騎手騎乗の18番人気カワキタレブリー。なお、1番人気に支持されたセリフォスは4着に敗れた。

レース展開・総括

ジャングロが出遅れるもペースは速かった

スタートで13番ジャングロが大きく出遅れ、10番カワキタレブリーのダッシュもひと息だった。5番キングエルメスと6番トウシンマカオが並んで前へ。外から15番オタルエバーも絡んで先行争いとなった。2馬身差で2番ソネットフレーズ、3番ソリタリオ、4番セリフォス、7番タイセイディバイン、14番フォラブリューテと2列目は差がなくかたまって追走。さらに2馬身差で先団を見ながら8番アルーリングウェイ、9番ダンテスヴュー、17番ステルナティーア、18番ダノンスコーピオンがかたまって追走。さらに11番インダストリア、16番プルパレイと続き、3馬身切れてカワキタレブリー。その後ろは間隔がひらいて隊列は縦になり、12番セイクリッド。5馬身切れて1番マテンロウオリオン。さらに離れた最後方からジャングロという隊列になった。

前半800m通過は45秒6で速いペース。逃げると思われたジャングロが出遅れる展開になったが、淀みない締まったペースになった。単独で先頭に立ったトウシンマカオが3〜4コーナーの中間を通過。2番手にオタルエバー、キングエルメスはインの好位に控え、その後ろにセリフォスがつけた。ダノンスコーピオンは外からじわりと先行集団に並びかけ、いい手ごたえで最後の直線に入った。

大外から猛然と迫ったマテンロウオリオンを振り切った

セリフォスはラチ沿いに進路を取ったが、大半の馬は馬場の3分どころよりも外を通って追い出しを開始した。馬場の中ほどからダノンスコーピオンがじわじわと脚を伸ばし、その外からはインダストリアの追い上げ。さらに外からはマテンロウオリオンがいい脚でグイグイと伸びてきた。

残り200mでセリフォスが先頭に立つが、やや内に切れ込んだダノンスコーピオンが力強い末脚で迫る。大外からはマテンロウオリオンが凄い末脚で追い込み、その内をすくうようにカワキタレブリーもいい脚で伸びる。しかし、セリフォスを差し切ったダノンスコーピオンが、外からの追撃を振り切り、先頭でゴールした。

共同通信杯のデキとは雲泥の差だった

勝ったダノンスコーピオンは前走アーリントンCに続いての連勝となり、G1初制覇を飾った。ローテーションは中2週とタイトではあったが、非常に馬の状態がよく、レースでもそれがあらわれていた。共同通信杯（7着）のデキとは雲泥の差で、本来の力を出し切ったと言えるだろう。

マテンロウオリオンはダッシュがつかず、かなり後ろの方からの追走となったが、最後は大外から凄い脚で追い込んできた。3着カワキタレブリーもスタートで出負けしたが、最後は鋭い瞬発力をみせ、あわや2着という激走をみせた。

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