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血統分析

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父が好相性のダイワメジャー産駒マテンロウオリオンに注目!

1)主軸はSS系。クロフネ産駒にも要注意

過去10年はサンデーサイレンス(SS)系とノーザンダンサー系の一騎打ち。特にダイワメジャー(3勝)、ディープインパクト(2勝)、クロフネ(2勝)には要注目だ。

◎プラス評価……父SS系/父ノーザンダンサー系
 ●マイナス評価…上記以外

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 7 4 6 86 8.1% 12.8% 19.8%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 0 15 0.0% 6.7% 6.7%
ノーザンダンサー系 3 3 1 33 9.1% 18.2% 21.2%
ミスタープロスペクター系 0 2 2 35 0.0% 5.7% 11.4%
ナスルーラ系 0 0 1 11 0.0% 0.0% 9.1%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2021.5.9 1 15 $シュネルマイスター Kingman Soldier Hollow
2021.5.9 2 10 ソングライン キズナ シンボリクリスエス
2020.5.10 1 11 ラウダシオン リアルインパクト Songandaprayey
2020.5.10 2 3 レシステンシア ダイワメジャー Lizard Island
2019.5.5 1 17 アドマイヤマーズ ダイワメジャー Medicean
2019.5.5 2 18 ケイデンスコール ロードカナロア ハーツクライ
2018.5.6 1 11 ケイアイノーテック ディープインパクト Smarty Jones
2018.5.6 2 9 ギベオン ディープインパクト Ghostzapper
2017.5.7 1 16 アエロリット クロフネ ネオユニヴァース
2017.5.7 2 14 $リエノテソーロ Speightstown Langfuhr
2016.5.8 1 4 メジャーエンブレム ダイワメジャー オペラハウス
2016.5.8 2 5 ロードクエスト マツリダゴッホ チーフベアハート
2015.5.10 1 7 クラリティスカイ クロフネ スペシャルウィーク
2015.5.10 2 9 アルビアーノ Harlan's Holiday Unbridled
2014.5.11 1 10 ミッキーアイル ディープインパクト Rock of Gibraltar
2014.5.11 2 2 タガノブルグ ヨハネスブルグ スペシャルウィーク
2013.5.5 1 8 マイネルホウオウ スズカフェニックス フレンチデピュティ
2013.5.5 2 17 インパルスヒーロー クロフネ サンデーサイレンス
2012.5.6 1 5 カレンブラックヒル ダイワメジャー Grindstone
2012.5.6 2 17 アルフレード シンボリクリスエス サンデーサイレンス
 
2)マイル重賞での実績を尊重したい

勝ち馬の父には高いマイル実績がほぼ不可欠。父、その産駒がマイルG1を勝っていれば大きな強調材料となりそうだ。

○プラス評価……父がマイルG1勝ち馬/父の産駒がマイル重賞で活躍

【勝ち馬の父とマイル路線の関係】

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勝ち馬の父 自身のマイル実績 産駒のマイル重賞勝ち馬
ダイワメジャー G1を3勝    トーセンベニザクラ、レーヌミノルなど
スズカフェニックス マイルCS3着  ウインフェニックスが新潟2歳S4着
ディープインパクト 未出走      ジェンティルドンナ、ハープスターなど
クロフネ NHKマイルC1着 フサイチリシャール、ホエールキャプチャなど
リアルインパクト 安田記念1着    ※ラウダシオンのみ
Kingman 欧州でG1を4勝 ペルシアンキング、パレスピア
3)SS、ミスタプロスペクター、ノーザンダンサーの血が重要

母父の系統別成績は4勝・勝率16.0%のミスタープロスペクター系がリード。ただし4勝すべてが父SS系×母父ミスタープロスペクター系という配合である点には注意したい。

3勝・2着3回・3着3回の父SS系×母父ノーザンダンサー系、2勝・2着1回の父クロフネ×母父SS系にも注意は必要か。

また「父・母父のどちらかがSS系」という馬が9勝、勝率7.2%。この条件を満たさないと勝率1.8%で勝ったのはシュネルマイスターだけだ。

◎プラス評価……父SS系×母父ミスタープロスペクター系
 ○プラス評価……父SS系×母父ノーザンダンサー系/父クロフネ系×母父SS系
●マイナス評価…SSの血を持たない

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 2 4 1 40 5.0% 15.0% 17.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 1 15 0.0% 6.7% 13.3%
ノーザンダンサー系 4 4 5 63 6.3% 12.7% 20.6%
ミスタープロスペクター系 4 1 1 25 16.0% 20.0% 24.0%
ナスルーラ系 0 0 1 26 0.0% 0.0% 3.8%
その他の系統 0 0 1 11 0.0% 0.0% 9.1%
4)ダートのマイル〜1800m実績も意外と見逃せない?

勝ち馬の母父10頭のうち4頭はダートのマイル〜1800m重賞勝ち馬。また5頭は芝マイル〜1800mの重賞勝ち馬で、このうちスペシャルウィークの産駒にはローマンレジェンド、ネオユニヴァースの産駒にはグレンツェントなどがいる。残りの母父1頭はオペラハウスで、産駒ニホンピロジュピタがマイルCS南部杯を勝利。

意外と「ダートのマイル〜1800m実績」も重要であるようだ。

○プラス評価……母父・その産駒がダートのマイル〜1800m重賞勝ち馬

結論
 

まずは父SS系×母父ミスタープロスペクター系という配合の2頭が有力。マテンロウオリオンは父がこのレースと相性のいいダイワメジャー、母父キングカメハメハの産駒にはホッコータルマエらがいる。プルパレイは父がマイルG1でも好走したイスラボニータ、母父Fusaichi Pegasusはダート1800mの重賞勝ち鞍アリだ。

上記2頭を追うのが、父ディープインパクト×母父ノーザンダンサー系Footstepsinthesand(英2000ギニー勝ち馬)のドーブネか。

ジャングロやソリタリオは父がSS系以外のヘイルトゥリーズン系、ダノンスコーピオン、キングエルメス、インダストリアは父がミスタープロスペクター系で本命には推しにくい。

【マテンロウオリオンの血統表】

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ダイワメジャー
 Daiwa Major
 2001年 栗毛(千歳市)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
スカーレットブーケ
 Scarlet Bouquet
 1988年 栗毛(千歳市)
*ノーザンテースト
1971年 栗毛(加)
Northern Dancer Nearctic
Natalma
マテンロウオリオン
 Matenro Orion(JPN)
 牡 3歳 父18歳・母 7歳時産駒
 2019年 黒鹿(新冠町)
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
*スカーレットインク
1971年 栗毛(米)
Crimson Satan Spy Song
Papila
Consentida Beau Max
La Menina
キングカメハメハ
 King Kamehameha
 2001年 鹿毛(早来町)
Kingmanbo
1990年 (米)
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
*マンファス
1991年 黒鹿(愛)
Last Tycoon Try My Best
Mill Princess
パルテノン
 Parthenon
 2012年 鹿毛(新ひだか町)
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
レディパステル
 Lady Pastel
 1998年 黒鹿(門別町)
*トニービン
1983年 鹿毛(愛)
Kampala Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
*ピンクタートル
1988年 栗毛(米)
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Turtle Cove Dr.Fager
Sunny Cove