菊花賞2023 血統分析｜G1特集

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父ハーツクライでノーザンダンサーのインブリードを持つ
ハーツコンチェルトが買い！

1）ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系以外は苦しそう

阪神開催の近２年はタイトルホルダーとアスクビクターモアが先行策から押し切った。が、その前の10年間に「４コーナー先頭から掲示板確保」を果たした馬は２頭だけで、いずれも不良馬場のとき。京都では“軽快な先行力”を求められないのかも知れない。

コース、脚質、血統には相関があると考えて、ここでは2011〜2020年・京都開催の結果を確認。サンデーサイレンス（ＳＳ）系〜ヘイルトゥリーズン系以外は苦しそうだ。

○プラス評価……父ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系
　●マイナス評価…父ノーザンダンサー系／父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（2011〜2020年）】

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【連対馬の父と母父（2011〜2020年）】

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2）芝2400ｍ・2500ｍの国際級Ｇ１での実績が大切

2011〜2020年の連対馬の父は、ディープインパクト、スペシャルウィークなど日本ダービーやジャパンＣの勝ち馬、有馬記念好走馬が多い。芝2400ｍ・2500ｍのＧ１で活躍した馬の産駒にはプラス評価を与えたい。

◎プラス評価……父が芝2400ｍ・2500ｍＧ１の好走実績を持つ

【連対馬（2011〜2020年）の父　重賞実績】

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3）マイナー系統とノーザンダンサーの血に注目

母父「その他の系統」の活躍が菊花賞の特徴。連対率・複勝率なら母父ノーザンダンサー系も悪くないし、勝ち馬10頭中８頭はノーザンダンサーのインブリードを持ち、５頭は母母父がノーザンダンサー系。ノーザンダンサーの血の有無もチェックすべきだ。

◎プラス評価……母父その他の系統
　〇プラス評価……４〜５代前にノーザンダンサーのインブリードがある
　〇プラス評価……母母父がノーザンダンサー系
　●マイナス評価…母父その他のヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績（2011〜2020年）】

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4）母父は芝長距離型・芝短距離型・ダート中距離型

勝ち馬の母父は３つのタイプに分けられる。メジロマックイーン、スペシャルウィーク、ディープインパクト、Acatenangoは芝2500ｍ以上のＧ１勝ち馬。サクラバクシンオー、Orpen、Green Tuneは芝1200〜1600ｍが主戦場。Unbridled's Songはダート1800ｍでＧ１を勝っている。似たようなタイプならプラス評価でいいだろう。

○プラス評価……母父が芝長距離型・芝短距離型・ダート中距離型

結論

父ノーザンダンサー系のタスティエーラやファントムシーフより、父キタサンブラック×母父Motivator（ノーザンダンサー系で芝マイルＧ１勝ち馬）のソールオリエンスの方が上位。が、それ以上に買いたい馬はいる。

筆頭はハーツコンチェルト。父ハーツクライ×母父Unbridled's Song、母母父はノーザンダンサー系のPine Bluffで、ノーザンダンサーのインブリードも持つ。菊花賞で重賞初制覇なるかに注目だ。

次いで父サトノダイヤモンド（有馬記念１着／日本ダービー２着）×母父Oratorio（ノーザンダンサー系で芝1400ｍＧ１勝ち馬）、母母父Hernandoがノーザンダンサー系のサトノグランツ。リビアングラスも父キズナ（日本ダービー）×母父Curlin（プリークネスＳなど）、母母父Royal Academyがノーザンダンサー系。穴の逃げ馬として面白そうだ。

【ハーツコンチェルトの血統表】

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